チェルシー新指揮官マレスカの経験不足は懸念点? 稀代の名将アンチェロッティの答えは 「それは私たちの仕事の一部だが、最も重要なのは……」

昨季はレアルでCLを制したアンチェロッティ photo/Getty Images

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今季よりチームを指揮する

昨シーズン限りでマウリシオ・ポチェッティーノ監督が退任したチェルシー。ここ最近は若手注目株を積極的に獲得し、名門復活を図るチェルシーをエンツォ・マレスカ監督が今シーズンより指揮する。

今夏も積極的な補強を見せ、新たにチーム作りを行うチェルシーだが、マレスカ新監督には1つ懸念されていることがあるという。それはトップチームでの監督経験が少ないということだ。

最初にトップチームをマレスカが指揮したのは2021年のパルマだが、当時セリエBから昇格最有力と考えられたチームを成績不振でわずか数ヶ月で解任。その後、マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラの下でアシスタントコーチとして働き、昨夏にレスターの監督に就任した。レスターではイングランドの実質2部であるチャンピオンシップに降格したチームを1年でプレミアリーグに復帰させるなど素晴らしい活躍を見せた。
そんなマレスカのトップチームでの指導経験の少なさが心配の種になっているようだが、現在レアル・マドリードを指揮するカルロ・アンチェロッティは、ジョン・オビ・ミケルのポッドキャストにてこの不安を一刀両断したようだ。『METRO』が報じている。

「経験は我々の仕事で最も重要な部分ではない。もちろんそれは私たちの仕事の一部だが、最も重要なのは知識だ。そして、彼はペップ・グアルディオラやレスター・シティでの経験があるという事実から、私は彼がチェルシーをうまくマネジメントし、成功に導くだけの知識を持っていると思う」

アンチェロッティは欧州5大リーグ全てで優勝を経験し、CLでも5回の優勝経験を持つ稀代の名将の1人だ。現在では「世界で最も成功した監督」とも言われるアンチェロッティはマレスカの経験不足は懸念事項ではないとキッパリと否定し、新生チェルシーへの期待感を言葉にした。アンチェロッティはチェルシーを率いたこともあり、チェルシーをプレミアリーグ優勝に導いた最初のイタリア人監督だ。同じくイタリア人のマレスカにとっては嬉しい言葉になったかもしれない。

マレスカ新監督は才能あふれる若きスターを多く擁するチェルシーをうまくまとめ、名門復活に向けたタイトルを今シーズン獲得できるのか、注目だ。

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