キミッヒ、ブラントは伸びたが…… ゼルケ、シュタルク、ムフタルら10年前のU-19欧州選手権制したドイツ人選手たちの今

2014年のU-19欧州選手権を制したドイツ photo/Getty Images

A代表の主力になった者は少なく

今から10年前の2014年、ドイツ代表はブラジルの地でワールドカップを制覇した。また、ドイツは同年に行われたU-19欧州選手権でも優勝を果たしている。

A代表もアンダー世代も結果を出す最高の時間を過ごしたわけだが、少々残念だったのが当時のU-19世代の成長具合だ。

U-19欧州選手権を制したチームには、現在のバイエルンMFジョシュア・キミッヒ、ドルトムントMFユリアン・ブラントがいた。2人はその後順調に成長したが、他の選手はA代表で主力になりきれなかった。

例えば大会で6ゴールを挙げて得点王に輝いたFWダヴィー・ゼルケ、チームのキャプテンマークを巻いていたDFニクラス・シュタルク、チームの10番を背負っていたMFマルク・シュテンデラ、2020年からはプレイの場をアメリカ・MLSのナッシュビルに移しているFWハニ・ムフタルなど、彼らはA代表の主力になれなかった。

年齢的には2022年のワールドカップ・カタール大会、今夏のEURO2024で主力になっておくべき世代だったが、この中堅世代が思うように育たなかったところがある。

A代表の世代に谷間ができた印象もあり、U-19欧州選手権優勝メンバーからA代表の主力になる者が少なかったのは残念だ。

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