「今やサッカーは数字だけになっている」 ミランの仕掛け屋ラファエル・レオンが思う『魅せる』ことの重要性

ミランでプレイするR・レオン photo/Getty Images

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ファンタジスタ系の選手もサッカー界には欠かせない

近年のサッカー界は選手のフィジカルレベルが向上し、縦にスピーディーなサッカーが展開される機会が多い。ただ、観衆を魅了するファンタジー溢れる選手も重要だ。

今のイタリア・セリエAでプレイする選手の中では、ミランに所属するポルトガル代表FWラファエル・レオンが最も創造性に溢れた選手かもしれない。左サイドからの仕掛けを得意とし、ドリブルで観衆を沸かせる力がある。

レオンに関しては才能に対して得点数とアシスト数が少ないのではとの指摘もあるが、レオンは伊『Gazzetta dello Sport』にて得点数だけが全てではないと語っている。
「小さい頃からドリブルやアシストが好きだった。お気に入りはロナウジーニョや、マンチェスター・ユナイテッドでのクリスティアーノ・ロナウドのように、信じられないようなパスやプレイができる選手たちだ」

「今やサッカーは数字だけになっている。もちろん数字は重要だけど、才能の部分が考慮されていない。パスが上手くなくても、30ゴール決める選手は他の選手よりも一段上の評価が与えられる。でもサッカーはショーを披露して勝つものだよ。だから観客が我々のゲームを見に来るんだ」

レオンもサイズのあるパワフルな選手ではあるが、トリッキーなプレイを見せるファンタジスタ気質のあるアタッカーだ。レオンのような選手を好むサッカーファンも多いはずで、数字に反映されない『魅せるプレイ』ももっと評価されるべきだろう。

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