補強すべきポジションは他にある? ダニ・オルモはバルセロナ加入濃厚に

バルセロナ移籍となれば古巣復帰となるオルモ photo/Getty Images

古巣復帰となる

移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏がライプツィヒ所属ダニ・オルモのバルセロナ行きを報じた。移籍がほぼ決まった際に彼が使う「here we go!」が出たのだ。移籍金は最大6200万ユーロ、2030年までの6年契約だという。

バルセロナのアカデミーからディナモ・ザグレブへ移籍した珍しいキャリアを持つオルモ。現在はドイツの強豪ライプツィヒの主力として活躍し、今夏にはスペイン代表としてEURO2024を制した。

攻撃的なポジションであれば、どこでもプレイできるユーティリティ性の持ち主であり、ライプツィヒでは[4-4-2]のサイドハーフ、スペイン代表では[4-3-3]のインサイドハーフを務めた。バルセロナは[4-3-3]を採用しており、そのままインサイドハーフに入ることもあれば、偽9番として最前線に入ることも考えられる。

しかし、気になるのは既存戦力との兼ね合いだ。インサイドハーフには、イルカイ・ギュンドアン、ペドリ、ガビ、フェルミン・ロペス、パブロ・トーレがおり、戦力には困っていない。同じ中盤でいえばフレンキー・デ・ヨングが不在のアンカーは補強必須のポジションであり、どちらかといえばそこにお金を使ってほしいと思っているクレ(バルセロナサポーターの愛称)は多いはずだ。

アスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズをバルセロナは以前から狙っているが、交渉はうまく進んでおらず、その代役という見方もできる。が、左ウイングなら他に適任はいるはずで、クラブの財政状況を考えると、オルモ獲得はベストな選択肢とは思えない。

ハンジ・フリック新体制、最初の補強となりそうなオルモ。中盤でありながら、昨季は8ゴールを決めたその得点力は魅力だが、彼はバルセロナに何をもたらすのだろうか。

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