2度のローン移籍を経てついに戦力へ? シティがサルフォードのシルバと契約延長へ

今季はシティの選手としてプレミアリーグを戦うマカティー photo/Getty Images

ようやく努力が報われる

EURO2024とコパ・アメリカ2024、さらにはパリ五輪と今夏は多くの国際大会が開催された。そのためアメリカでプレシーズンマッチを戦ったマンチェスター・シティのメンバーには、トップチームでの経験がない若手が多く含まれており、フレッシュな面々がピッチで躍動した。

2013年からシティに在籍するジェイムズ・マカティーは2度のシェフィールド・ユナイテッドへのローン移籍を経て、今夏はシティの選手としてアメリカツアーに参加した。行われた全4試合で先発し、ミラン戦ではゴールを記録している。

移籍市場に精通しているお馴染みファブリツィオ・ロマーノ氏によると、シティはマカティーに新契約を提示するようだ。ペップ・グアルディオラ監督はプレシーズンマッチでの同選手のパフォーマンスを高く評価しており、今季のスカッドに加える考えだという。

出身地とクラブのレジェンドであるダビド・シルバと同じポジション、同じく左利きであるということからサルフォードのシルバと呼ばれるマカティーは、昨季シェフィールド・ユナイテッドでリーグ戦30試合に出場し、3ゴール3アシストを記録した。クラブは降格してしまったが、シーズンを通してプレミアリーグの強度を経験できたことは本人にとってプラスになったことは間違いない。

ただ、シティではポジションを争うライバルたちの実力が跳ね上がる。攻撃的な中盤でいえば、ケビン・デ・ブライネとフィル・フォーデンが相手。フリアン・アルバレスは去ることになりそうだが、それでも3番手、ベルナルド・シウバがこのポジションで起用されれば4番手になる。

サイドは左右ともに充実しており、アルバレスが移籍することになればアーリング・ハーランドの控えが不在であり、もし偽9番でその穴を埋めるようなことがあればマカティーにもチャンスは巡ってくるはずだ。

マカティーにフォーデン、昨季チェルシーに移籍したコール・パルマー、今季本格的なブレイクが期待されるオスカー・ボブと左利きの優秀な若手が次々と生まれくるシティ。今季はグアルディオラ体制最終年であり、マカティーをはじめとする若手たちは新時代に向けて何を残すことができるのだろうか。

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