「国外へ行くことは考えていなかった」 イングランド2部からブンデス制覇へ、1年で激変した若きアタッカーのキャリア

レヴァークーゼンでプレイするテラ photo/Getty Images

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レヴァークーゼンの目利きは正しかった

昨季ブンデスリーガで無敗優勝を成し遂げたレヴァークーゼン。指揮官シャビ・アロンソの手腕はもちろんだが、移籍市場での目利きが効果的だった点も見逃せない。

レヴァークーゼン移籍で変わった選手の1人が25歳のFWネイサン・テラだ。

サウサンプトン、バーンリーでプレイしてきたテラは、プレミアリーグでの経験も浅い選手だった。2022-23シーズンにはバーンリーの一員として結果を出していたものの、それはイングランド2部リーグでの話だ。
そんなテラにレヴァークーゼンは目をつけ、2300万ユーロの移籍金で引き抜いた。英『The Guardian』によると、イングランドで育ってきたテラは当初国外に出るプランを一切考えていなかったという。

「昨年の夏、国外へ行くことは考えていなかった。ただ、市場の終わり間際にレヴァークーゼンからの話がきた。父に相談したのを覚えているよ。『これ、どう思う?』と。すると父は、『キャリアにとって完璧なステップになると思う』と言ってくれた。父とは良い関係を築いていて、第2の代理人のような存在なんだよ」

父の予感は当たり、テラはブンデスリーガ制覇に貢献することになった。テラは「スマホにメダルをかけた写真がある。メダルをかけた自分の写真と、家族全員でトロフィーを持った写真がね」と語っており、毎日のようにその写真を見ているという。

今季はタイトルを守るシーズンだ。これも初めての経験であり、テラはシャビ・アロンソの下で充実の時を過ごしている。

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