決勝に臨むスペイン 指揮官はフランスを称賛「フランスはとても強い」

モロッコ戦勝利を喜ぶクバルシ photo/Getty Images

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チームは自国開催だったバルセロナ大会以来の金メダル獲得を目指す

パリオリンピック男子サッカーは現地時間の9日に決勝が行われる。2大会連続の決勝へ進出したスペインは、指揮官のサンティ・デニアが試合の前日会見に臨んだ。

決勝の相手は開催国のフランス、率いるのは同国のレジェンド、ティエリ・アンリだ。完全アウェイの難しい試合が予想される中、サンティは「また新たな挑戦だ。とてもいい相手が目の前にいる。アンリは素晴らしい仕事をしてくれた。フランスはとても強い。彼らは勇敢なチームであり、だからこそここまで残ったのだ。私たちは常にチームとして守備を心がけている。この試合に勝てるように、自分たちの武器を使っていきたい」とコメント。フランスに敬意を払い、決勝戦に向けて意気込んだ。

グループステージからここまで中2日での試合が多く、過密日程で進んできたこの大会。体力的にも疲労が溜まっていくなか、「体力的に厳しい大会であることは分かっていたし、18人の選手全員と4人の控え選手が必要であることも分かっていた。幸運なことに、決勝進出が決まり、あと1日全員が休めることになった」と、指揮官はこのオリンピックのような大会を勝ち抜くためには、招集された18人の選手と4人のバックアップメンバー全員の力が必要となると言及した。
スペインはグループリーグではウズベキスタン、ドミニカ共和国、エジプトと同組となり、初戦のウズベキスタン戦と2戦目のドミニカ共和国戦は苦しみながらも勝利し、消化試合となったエジプト戦ではターンオーバーしたものの敗戦。結果2位通過でトーナメントへ回ることとなった。準々決勝の日本戦は3−0で勝利したものの、内容はスコア以上の気迫は感じられず、準決勝のモロッコ戦は試合終盤まで白熱した展開であった。ここまで厳しい道のりがあったものの、それらの試合を制して決勝まで進み、32年ぶりの金メダル獲得へあと一歩のところまで辿り着いた。前回の東京大会では決勝でブラジルに敗れ惜しくも銀メダルとなったが、果たして今回は開催国を打ち破って優勝となるか注目が集まる。

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