3位決定戦を制したモロッコ 初の銅メダルを獲得にハキミが自身のXアカウントで思いをポスト

見事銅メダルを獲得することになったモロッコ代表のハキミ photo/Getty Images

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アフリカ対決を制す

パリ・オリンピックは現地時間8日に3位決定戦が行われ、モロッコとエジプトが対戦。6−0でモロッコが勝利した。

アフリカ勢対決となった今回の3位決定戦は、前半23分にFWエルザベリの右足で美しい軌道を描いたシュートが決まりモロッコが先制。3分後には左からのクロスをFWラヒミが頭で合わせ追加点。前半はそのまま終了し後半に入ると51分、MFビラルハヌスが右足で豪快なシュートを決めて3点目。その後も64分に再びラヒミが決めて4点目、73分にDFアクラム・ナカシュが決めて5点目、87分にDFアクラフ・ハキミがフリーキックで6点目と追加点を挙げ、試合は6−0とモロッコが大勝し、同国初の銅メダルを獲得した。

試合後、今大会オーバーエイジで出場したハキミが自身のXにて3枚の写真を投稿。文章で「アフリカネーションズカップでの失望の後、僕は母国のために何か偉大なことを成し遂げたかった。今日、このチームの全員が、サッカー史上初のオリンピックのメダルを獲得したことをとても誇らしく感じている。僕たちのスポーツの水準が上がり続けていることを示す結果であり、非常に明るい未来を約束するものだ。僕たちを毎日応援してくれるすべてのモロッコ人に感謝します」と今回の銅メダル獲得の嬉しさの思いと感謝の意を述べた。
モロッコは2022年のワールドカップ・カタール大会で、同国及びアフリカ史上初の4位となり大躍進を遂げたが、続く2023年のアフリカネーションズカップではラウンド16で南アフリカに敗れて大会を後にした。この結果に大きな批判の声が上がり、特にハキミらワールドカップ組の選手にも批判の矛先が向いた。今回のオリンピックはオーバーエイジという立場でありながら、並々ならぬ思いでこの大会に参戦していたために、今回の銅メダル獲得は非常に喜ばしい結果となっただろう。

モロッコはワールドカップに続き、オリンピックでも躍進を遂げた。両大会に出場したハキミにとって、忘れられない大会になったはずだ。


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