「最初は大変だった、挫折も経験した」と語るアンカーへの挑戦 コバチッチは映像でポジショニングを研究中

今季はアンカーでの出場が増えそうなコバチッチ photo/Getty Images

シティ2年目となるシーズンで新たな姿が見られるか

10日に控えたコミュニティ・シールド。マンチェスター・シティはサッカーの聖地であるウェンブリー・スタジアムでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。

23-24シーズン終了後にEURO2024とコパ・アメリカ2024が開催されたこともあって、シティはユナイテッド戦にフルメンバーで臨むことはないようだ。英『Manchester Evening News』によると、EURO2024ファイナルに出場したフィル・フォーデン、ロドリ、カイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズらの欠場が濃厚と言われている。

ロドリの有無はチームのパフォーマンスに大きな影響を及ぼす。昨季はノッティンガム・フォレスト戦でレッドカードを提示され、その後3試合を欠場することになったが、シティはその3試合をすべて落としている。

ただ、シティは今夏の移籍市場でロドリのポジションをカバーできる選手獲得の予定はなく、既存戦力でまかなう必要がある。

プレシーズンマッチではニコ・オライリーが評価を高めており、彼の抜擢も考えられるが、より可能性が高いのはマテオ・コバチッチの起用となるだろう。昨季も同選手はロドリに代わって中盤の底でプレイしている。

「アンカーに求められていることはポジションをキープし、そこに留まることだが、慣れていない選手にとっては難しいことだ。最初は大変だった、挫折も経験した。それでも、監督は指示をくれるし、僕も映像を見て学んだから何をすべきかは分かっている」

英『Daily mail』によると、コバチッチは映像を活用してアンカーでプレイする際のポジショニングを習得したようだ。

コバチッチは一つ前のインサイドハーフでプレイすることが多く、推進力のあるドリブルは彼の強みといえる。しかし、アンカーはドリブルよりも、パスやポジショニングが重要であり、昨季はそこで苦戦してしまったようだ。

ロドリの代わりという大役を任されているコバチッチ。同選手がプレイするインサイドハーフはフォーデン、ケビン・デ・ブライネを筆頭に戦力が充実しており、24-25シーズンはポジションを一つ下げたアンカーでプレイする機会が多くなるのかもしれない。

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