マンC残留を決めたGKオルテガ “縁の下の力持ち”カーソンの言葉がきっかけの1つか 「スコットが私に言ったように……」

マンCのオルテガとカーソン photo/Getty Images

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エデルソンとのポジション争い

GKシュテファン・オルテガは今夏にマンチェスター・シティを退団することも検討したようだが、同じくGKスコット・カーソンの言葉が残留を決めるきっかけの1つになったという。

2022年夏にシティへ加入したオルテガは絶対的守護神GKエデルソンに次ぐ2ndGKという立ち位置でカップ戦メインの出場ではあったが、出場すれば必ず安定したパフォーマンスを見せており、高く評価されていた。昨シーズンは試合中にエデルソンが負傷交代する機会も例年より多く、公式戦通算20試合に出場。最終節の1つ前に行われた延期分のプレミアリーグ第34節トッテナム戦ではソン・フンミンとの1対1でスーパーセーブを見せ、シティのプレミア4連覇に欠かせない役割を担った。

エデルソンとオルテガという世界トップクラスの2人のGKはシティの大きな武器の1つだが、今夏に出場機会を求めてオルテガが移籍を検討するという噂が浮上。多くのクラブが興味を示していたというがオルテガは最終的に残留を決断し、1年の契約延長をシティと結んだ。そんななか、オルテガは残留を決めた理由を『MEN Sport』にて話している。
「まず第一に、私には家族がいる。また引っ越して、家族がまた適応しなければならない状況にしたくなかった。私たちはマンチェスターで本当に幸せを感じている」

「そしてスコットが私に言ったように、他の場所の芝生がいつも青いわけではない。それは本当だと思う。もちろん、この2年間で多くの試合をこなしてきたが、まだ終わっていないと思う。私にはまだやるべきことがたくさんある。今、世界でベスト3に入るクラブにいるんだ。簡単には去れないよ」

残留を決断した理由としてまず語ったのは家族の存在だった。オルテガには2人目の子供が生まれる予定で、家族のためにも今の環境を変えて負担をかけたくなかったとのこと。そしてもう1つがカーソンのアドバイスだったという。

カーソンは現在38歳であり、シティでの出番はほとんどない。しかしペップ・グアルディオラ監督は常にカーソンのことを称賛しており、「縁の下の力持ち」として絶大な信頼を寄せている。

カーソンは実際にシティのムードメイカー的な存在でありながら、経験豊富な選手であり、アドバイスもできる。陰でシティを支えるカーソンはオルテガの残留を説得させるという重要な仕事をやってのけた。


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