欧州復帰のヒントはイスコにあり? コパ・アメリカでMVPも就職先が決まらないレフティ

新天地が決まらないハメス photo/Getty Images

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コパ・アメリカは彼の大会となった

アルゼンチン代表の優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ2024。大会MVPは優勝チームからではなく、準優勝となったコロンビア代表からハメス・ロドリゲスが選出された。

この大会で久しぶりにハメスの名前を聞いたという人も多いのではないだろうか。過去にはレアル・マドリードやバイエルンでプレイしていたが、2020年に加入したエヴァートン退団後は欧州5大リーグから離れており、現在はサンパウロを退団してフリーとなっている。

コパ・アメリカ2024では大会最多となる6アシストを記録して再び自身の実力を証明した。しかし、新天地は未だに決まっていない。古巣であるレアル復帰やラツィオ移籍の話が出たが、どれも推測の域を出ていない。
英『The Athletic』はそんなハメスについて、アスリート化が進んだ現代サッカーに適応できていない点が欧州復帰を妨げていると指摘している。実際にコパ・アメリカでも守備時の強度不足が目立っており、欧州に復帰したとしてもそれは指摘され続けることになるだろう。

コパ・アメリカでの活躍はコロンビア代表がハメスのためのチームだったからだ。守備はハメス以外の選手が頑張り、攻撃面ではハメスの創造性に託す。それで準優勝したのだから、彼の攻撃面でのクオリティは本物だ。

しかし、クラブ単位に話を移すと、代表とは違って補強ができるため守備をしないハメスよりも、守備をするチャンスメイカーを連れてきたほうがいい。

イスコがレアル・ベティスで復活したパターンはあるが、それはマヌエル・ペジェグリーニと再会できたからだ。レアル移籍前のマラガで2人は共闘しており、ペジェグリーニはイスコの使い方を熟知していた。そして、それをチームに落とし込む力があった。

33歳となり、もう若くはないハメス。娘に39歳までプレイして欲しいとせがまれているようで、引退はなさそうだが、今後のキャリアはどうなるのだろうか。

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