「彼がいる限りどんなことも成し遂げられるという感覚がある」 昇格組イプスウィッチ率いるマッケナへの期待

イプスウィッチで監督を務めるマッケナ photo/Getty Images

エド・シーランは熱狂的なサポーターとして知られている

24-25シーズンのプレミアリーグに見慣れないクラブの名前がある。昨季チャンピオンシップを2位でフィニッシュし、昇格を決めたイプスウィッチだ。22-23シーズンまで実質3部となるリーグ1を戦っていたクラブは2季連続での昇格を経験し、晴れてトップリーグの舞台に足を踏み入れた。

ここまでの補強は順調で、ローンで加入し昨季の昇格に大きく貢献したオマリ・ハッチンソンを完全移籍で獲得できたのは好材料の1つといえるだろう。


英『TheGuardian』では新シーズンに向けてプレミア全20クラブのプレビューを行っており、イプスウィッチのページも公開されている。その中で最も注目されているのはハッチンソンではなく、監督を務めるキーラン・マッケナだ。

38歳と若い監督で、選手時代にはトッテナムのアカデミーでプレイしていたが、怪我の影響もあり、22歳で引退を決断。指導者の道へと進み、古巣であるスパーズやレスターなどのクラブでアシスタントコーチを務めている。

彼がイプスウィッチにやってきたのは、2021年の12月。当時リーグ1に所属していたブルースの監督に就任すると、翌年にはリーグ19試合無敗の記録を成し遂げ、チームを昇格に導いた。リーグのレベルが上ったチャンピオンシップでもその勢いは止まらず、プレミアリーグ行きのチケットを獲得し、現在に至る。

「イプスウィッチにとって最も重要な契約はマッケナと合意した新契約だ。2021年にマンチェスター・ユナイテッドからコーチングスタッフとして加入して以降、彼は一度たりとも間違いを犯していない。彼は本物だ。今後彼がステップアップし、クラブを離れる可能性は高いが、彼がいる限りイプスウィッチはどんなことも成し遂げられるという感覚がある」

同紙はマッケナをこのように高く評価している。監督として非常に優秀で、大きな補強に依存することなく、既存戦力の育成でチームを作り上げてきた過去がそれの裏付けとなっている。

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