ACLで13ゴールの脅威は本物だった パリ五輪でも大会得点王となったモロッコのエース・ラヒミは欧州トップでも通用する

パリ五輪で得点王に輝いたラヒミ photo/Getty Images

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欧州のクラブで見たいとの声が増えている

3位決定戦のエジプト戦では6-0のスコアで相手を圧倒し、パリ五輪・男子サッカーで銅メダルを獲得したモロッコ代表。

その破壊力抜群なチームで最大の得点源となっていたのは、最前線に構える28歳のFWソフィアン・ラヒミだ。ラヒミはオーバーエイジ枠での出場だが、大会6試合で8ゴールと大爆発。大会得点王に輝いており、五輪の1大会で8ゴールを奪った選手は2004年大会の元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス以来になるという。

ラヒミは現在UAEのアル・アインに所属しているが、SNS上では欧州トップクラブも獲得に動くべきと主張する声が増えている。2021年にデビューしたA代表の方でも20試合で7ゴールと順調に得点を重ねていて、この得点力はかなり印象的だ。
その脅威は日本のサッカーファンもよく理解していることだろう。アル・アインでも通算107試合の出場で46ゴール39アシストと圧巻の成績を残しているが、昨季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では13ゴールを挙げて得点王を獲得。決勝では横浜F・マリノスもラヒミに手痛くやられてしまい、ラヒミの力もあってアル・アインが優勝。ラヒミは大会MVPにも選ばれた。アジアではお馴染みの得点力なのだ。

その実力が五輪で世界にアピールされることになり、知名度は高まっている。ラヒミは国内の名門ラジャ・カサブランカを経てアル・アインに移籍していて、まだ欧州のクラブではプレイしていない。是非とも欧州トップリーグで見てみたい選手で、今後のモロッコ代表を引っ張っていくゴールゲッターなのは間違いない。

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