イブラヒモビッチがグアルディオラとの確執を回想 「1分で解決できるはずの問題だった」

バルセロナ時代のイブラヒモビッチ氏(中)とグアルディオラ監督(右) photo/Getty Images

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交代をめぐって指揮官と衝突

昨年6月に現役を引退し、現在はACミランでシニアアドバイザーを務めているズラタン・イブラヒモビッチ氏がアメリカメディア『The Athletic』の取材に応じ、バルセロナ在籍時に当時の指揮官ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)との間にあった確執について語った。

イブラヒモビッチ氏は2009-10シーズン開幕前にインテルからバルセロナに加入し、翌シーズン開幕直後の2010年8月に期限付き移籍でミランに行くまでの約1年間バルセロナに在籍していたが、その間にグアルディオラ監督との関係性は修復不可能なほどに悪化していた。イブラヒモビッチ氏自身も自伝の中で当時の様子について以下のように振り返っている。

「俺がクラブのどこかの部屋に入って来ると、その部屋にいた彼は出て行ってしまう。彼は全員に『ハロー』と挨拶するが、俺のことは無視していた」
両者の関係に亀裂が入ったのは、2010年4月28日に行われたインテルとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでの交代にあったようだ。0-0だった63分にグアルディオラ監督はイブラヒモビッチ氏に代えてボージャン・クルキッチを投入。この時、指揮官へ不満を口にしたことが原因であるとイブラヒモビッチ氏は『The Athletic』とのインタビューの中で明かした。

「グアルディオラは俺のことをじっと見ていた。それで俺は彼に向き合ったんだが、その時に『このはげ頭をかいている男は、俺の敵だ!』と思ったから『お前は臆病者だ!』と叫んだ。恐らく実際にはもっと酷い言葉を口にしていたかもしれない」

「ペップとの問題は、本当なら1分で解決できるはずの問題だった。何が問題なのか言うのは簡単だ。とても簡単だ。でも当時の俺は、何が問題なのかを理解していなかった」

一時の感情の昂ぶりによって起きた問題によって自身のキャリアが大きく変わったため、イブラヒモビッチ氏の中でグアルディオラ監督との確執は今も強く印象に残っているようだ。

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