ピッチを縦横無尽に走り回る“神戸の番人”井手口陽介 マリノス戦で抜群の存在感を発揮!

神戸の勝利に貢献した井手口 photo/Getty Images

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中盤を制圧

2024明治安田J1リーグ第26節で横浜F・マリノスと対戦したヴィッセル神戸。マリノスに先制ゴールを許してしまったが、前半ATに武藤嘉紀がPKを決めて前半のうちに追いつくと、65分にも武藤がゴールを決め、2-1の逆転勝利を飾った。

アウェイで貴重な勝ち点3を獲得したこの試合で抜群の存在感を見せたのが、神戸のMF井手口陽介だ。井出遥也、扇原貴宏と共に[4-3-3]の中盤でスタメンフル出場を果たした井手口。ゲームをコントロールする扇原とドリブルを武器に前線に積極的に出ていく井出との間でバランスをとりながらマリノスの攻撃の芽をことごとく摘んだのが井手口だった。

この試合井手口は12回のデュエルのうち7回の勝利。地上戦では60%の勝率を記録し、中盤のストッパーとしてパスを繋ぎながら前進してくるマリノスの攻撃を苦しめた。さらに4回のタックル、2回のインターセプトなど守備的な側面でチームを大いに助けた。
同選手のヒートマップは広範囲にわたっており、気温の高い中、ピッチを駆け回った。井手口の運動量は試合終盤まで落ちることはなかった。1点リードで迎えた後半ATには裏へ抜け、佐々木大樹へ絶妙はスルーパスを送るなど最後の最後まで至る所に井手口は顔を出し、献身的なプレイでチームの勝利に大きく貢献。

前節は川崎相手に0-3で敗戦していた神戸。2人の退場者を出すなど難しい試合の後のマリノス戦であったが、神戸は見事に勝ち点3を手にすることができた。この勝利には中盤で圧倒的運動量を見せた井手口の存在も大きかっただろう。(データは『SofaScore』より)

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