静かな夏を送るマンチェスター・シティ 残りの移籍期間で狙う可能性がある2人とは

ビッグクラブが興味を示すコマン photo/Getty Images

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売却は進んでいるが

今夏、マンチェスター・シティは静かな夏を送っている。これまでフリアン・アルバレスやセルヒオ・ゴメスらを売却したが、獲得したのはサヴィーニョのみだ。

主力選手の多くが残留することが濃厚なため、必ずしも補強に動く必要はないものの、このまま今夏の補強を終えるのかどうかは大きな注目を集めている。

そんななか、シティが獲得を検討している可能性がある選手が2人いるようだ。英『TEAMTALK』はシティがチェルシーのベン・チルウェルに注目していると主張している。エンツォ・マレスカ新監督のサッカーには合わないと考えられているチルウェルは今夏の去就が注目されている選手の1人だ。同メディアは「ペップ・グアルディオラ監督が長年チルウェルの深い位置からの攻撃能力を高く評価している」と綴り、このことを理由に今後動きがあるかもしれないと伝えている。しかし、シティの左SBにはヨシュコ・グヴァルディオル、ネイサン・アケといった選手がすでにいるため、このポジションの補強に動く可能性は低いだろう。
また独『Bild』がシティの補強候補として挙げているのが、バイエルンのキングスレイ・コマンだ。ヴァンサン・コンパニ新監督のバイエルンで去就が不透明になったコマンは今夏の移籍が濃厚だと考えられている。ローン移籍もバイエルンは容認するという報道もあり、多くのビッグクラブが同選手に注目している。そんななか、同メディアは「バルセロナ、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンが興味を示している」と綴っており、シティも動向をチェックするチームの1つだという。コマンはシティにとっても魅力的な選択肢かもしれないが、怪我の多さやフォーデン、ベルナルド・シウバらをウイングでも起用できることを考えると、無理に補強に動く必要はないか。

確かに、アルバレスが移籍、オスカー・ボブが骨折して数カ月の離脱が決まった今、攻撃陣のオプションを増やす可能性は考えられるだろう。またアルバレス売却時に得た9500万ユーロとも言われる金額の使い道も大きな注目を集めている。

補強の優先順位で言えば、まずはロドリの代役を確保したいところではあるが、ボブの長期離脱を受けて、シティはどのような動きを見せるだろうか。


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