今季こそデル・アリのプレイを見ることはできるか 復帰近づく天才にエヴァートンは新契約を準備する可能性も 「しばらく様子を見よう」

現在はリハビリ中のアリ photo/Getty Images

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ショーン・ダイシ監督が現状を報告

エヴァートンの指揮官ショーン・ダイシは元イングランド代表MFデル・アリ(28)の近況を語った。英『Daily Mail』が報じている。

2015-16シーズンよりトッテナムでプレイしたアリは将来を嘱望された天才だった。イングランド代表で10番を背負うこともあったアリだったが、負傷や指揮官の交代により、トッテナムで少しずつ調子を落としていった。ジョゼ・モウリーニョやアントニオ・コンテ政権には出場機会を失ってしまい、2022年1月にエヴァートンへ移籍。

その後、トルコのベシクタシュへのレンタル移籍の期間もあったが、トッテナム時代の輝きは取り戻せず。エヴァートンに戻ってきてからも怪我の影響でプレイできていない。現在リハビリを行っているアリはエヴァートンとの契約も切れ、フリーの状態であるが、クラブの練習場を使用することを許可されており、復帰に向けた取り組みを行っている。
復帰を望む声も多いなか、ダイシ監督はアリの現状について言及しており、新契約を準備する可能性があることも示唆した。

「彼はあと一歩のところまで来ているが、まだそこに到達しているわけではない。そして忘れてはならないのは、彼は長い間、ほとんどサッカーをしていないということ、試合に出ていないということだ」

「クラブは『もしも』を想定しているが、まずは彼を再びフィールドに戻して、自由に走らせ、プレイやトレーニングするなど、あらゆることをできるようにすることだ。しばらく様子を見よう」

「ただ単に健康になってトップチームで動き回ればいいというわけではない。彼には試合が必要なので、次にゲームプログラムを導入しなければならない。長い間休んでいた場合、本来のフィットネスを取り戻すにはそれなりの期間が必要だ。3、4試合はかかるかもしれない」

睡眠薬中毒になっていたことや壮絶な生い立ちを告白したことでも話題となったアリ。少しずつ怪我からの復帰に向かっているようだが、本来のコンディションに戻すにはまだ時間がかかる模様。ダイシ監督は長い目で見守るつもりのようだ。どこまで戻せるかによってはエヴァートンも新契約を準備する可能性も考えられるが、今シーズンはかつての天才がピッチでプレイする姿が見られることを期待したい。

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