獲得してもプレイするのは2年後? リヴァプールが「ジョージアの壁」ママルダシュビリを欲しがる理由

ジョージア代表のママルダシュビリ photo/Getty Images

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23歳と若いGKである

遠藤航が所属するリヴァプールが、バレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュビリ獲得に近づいている。

西『AS』によると、リヴァプールは3500万ユーロ+ボーナスのオファーをバレンシアに提示したようだ。バレンシアが要求する4000万ユーロをほぼ満たす額であり、合意が予想されている。ただ、これで契約が締結されてもママルダシュビリがリヴァプールでプレイするのは2年後の2026年となる。

同選手はアリソン・ベッカーの後釜として獲得されるが、現状ブラジル代表GKが衰える様子はなく、チームに加わったとしても控えGKとして出場機会を与えないのは勿体ないと考えたのだろう。
英『The Athletic』は「ジョージアの壁、ママルダシュビリをリヴァプールが欲しがる理由」と題して、同選手のこれまでのキャリア、彼の強み、改善すべきポイントを紹介している。

強みは彼の認知度を一気に上げたEURO2024で披露されたシュートストップにある。昨季ラ・リーガで記録したセービングのスタッツはどれも高く、特にPKでのセーブ数はリーグトップの3回だった。199cmのGKが長い両手を目一杯に広げれば、キッカーにどれほどのプレッシャーがかかるかは容易に想像できる。クロス対応も素晴らしく、空中戦でも絶対的な強さを持っている。

一方で、改善すべきはビルドアップへのかかわり方だ。ママルダシュビリはシンプルに前線にロングボールを蹴り込むことがあり、その多くが相手ボールになってしまっている。現状のリヴァプールはGKから繋ぐチームで、今後の2年でレベルアップが必要だ。

ママルダシュビリは恵まれたキャリアの持ち主で、バレンシア移籍当初はリザーブチームでプレイする予定だったが、当時のトップチームのヤスパー・シレッセンとジャウメ・ドメネクが同時に負傷し、ママルダシュビリにチャンスが巡ってきたのだという。それをものにし、現在ではアリソンの後継者として期待されるGKにまで成長している。

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