ムバッペが抜けたPSG 開幕戦は昨シーズン15位のクラブに終盤まで苦戦

終盤に力の差を見せつけたPSG photo/Getty Images

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4得点も素直に喜べない内容

エースのキリアン・ムバッペが抜けたパリ・サンジェルマンが、リーグ・アン24−25シーズンの開幕戦を勝利した。

対戦相手は昨シーズン15位だったル・アーヴルAC。パリ・サンジェルマンは試合開始3分にイ・ガンインが先制したものの、その後は追加点がなかなか奪えないフラストレーションが溜まる試合展開となった。

だが試合終盤の85分にウスマン・デンベレ、その直後86分にブラッドリー・バルコラ、90分にはランダル・コロ・ムアニが立て続けに得点し、終わってみれば4−1の大差をつけて勝利を手にした。
それでも完勝とは決して言えない勝ち点3であったことは言及すべきだろう。後半開始直後48分には同点に追いつかれ、その後も相手のハンドで得点取り消しになったものの、最終ラインを突破され、あわや逆転かという危ない場面もあった。仮に強豪クラブを相手にこの展開だったら、敗戦も十分あり得るような一抹の不安が残る試合内容だった。

大黒柱が抜けたシーズンの初戦だけに、まだ戦術的に不安定なところがあるかもしれない。また相手GKの好セーブやゴールバーに嫌われるシュートがあり、不運だったことも鑑みれば、勝ち切れたことを評価すべきという見方もある。

ただファンからしてみれば、リーグチャンピオンのプライドとして、ムバッペが抜けても堂々たる強さを見せてもらいたいところではないだろうか。次戦は昨シーズン12位のモンペリエ、3戦目は4位のリールとの戦いが待っており、今シーズンを占う最初の試金石とも言える試合になるだろう。彼らの戦いに注目だ。

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