元ナイジェリア代表MFミケル氏が現在のチェルシーに苦言 「彼らのプロジェクトは間違っている」

古巣へ厳しい言葉を投げかけたミケル氏 photo/Getty images

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現在の選手数は43名とパンク寸前

2022年にロマン・アブラモビッチ氏からトッド・ボーリー氏にクラブの所有権が移ったチェルシーは復権に向けて積極的な動きを見せているが、その裏では批判の声も挙がっているようだ。

数多くのジャーナリストや元プロサッカー選手がチェルシーに対して批判の声を挙げる中、今回苦言を呈したのが、かつてチェルシーでも大活躍した元ナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケル氏だ。同氏は古巣であるチェルシーが現在掲げている2030年計画について言及している。『beIN SPORTS』が伝えている。

「チェルシーのSD陣はこの2030年計画というプロジェクトには5年から10年かかると説明したが、マレスカ監督は2年から3年と話していた。だから私はそんなプロジェクトは存在しないと思っているし、絶対に間違っているとも思っている。我々チェルシーは“今”
勝ち続け、チャンピオンズリーグに戻らなければならない」
古巣に対して厳しいコメントを残したミケル氏はチェルシーが掲げるプロジェクトを批判。しかしそれもそのはずで今のチェルシーは2030年計画のため、未だ実績がない多くの若手選手獲得に大金を費やしており、現在ホームページに載っているファーストチームの選手の総数も43名とパンク寸前。将来性を意識し過ぎたチーム編成が大きな波紋を呼んでいた。

また、昨季怪我で離脱していたリース・ジェイムズに代わって主将を務め、リーグ戦も37試合に先発出場したコナー・ギャラガーというアカデミー出身選手も若手獲得の資金源のために構想外にするなど、目先の勝利よりプロジェクトを優先しているのだ。

かつてのレジェンドに猛烈な批判を浴びたチェルシー。ボーリー体制以降は度重なる監督交代など難しい時間が続いているが、果たして今期こそは結果を残すことができるのだろうか。

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