マンUに来た2年前は“身長”を理由に疑問視されたが…… プレミア屈指のDFとなったリサンドロ・マルティネスの《批判との向き合い方》 

マンU不動のCBリサンドロ・マルティネス photo/Getty Images

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マンUに欠かせない存在に

フラムとのプレミアリーグ開幕戦に1-0で勝利したマンチェスター・ユナイテッド。この試合の後に、英『Sky Sports』のインタビューにて、ガリー・ネビルとジェイミー・キャラガーがリサンドロ・マルティネスと話した内容が話題を呼んでいるようだ。

試合後、ネビルがマルティネスに「プレミアリーグに来たとき、あなたのフィジカル面についてコメントがあったが、どうだった?」と尋ねると、同選手はキャラガーを指差しながら「彼からですか?」と返答。キャラガーは2年前マルティネスのユナイテッドへの移籍が決まった時に、175cmという身長を理由に4バックのCBを務めることは難しいと批判していた。そのことについてネビルは聞いたのだろう。

キャラガーはマルティネスの隣へ行き、「彼は私より背が高いよ」とジョークをいうシーンも見られたが、その後、マルティネスは批判について次のように語った。
「選手として、あらゆることに備えておくことが我々の仕事の一部だ。言い訳をしたいのであれば、このクラブにはまだ早すぎる。下手なプレイをすれば批判される覚悟も必要だ。私はその覚悟はできていた。私はいつも自分自身と自分の強さを信じている。私は背が高くないことはわかっているが、勝利し、ピッチで存在感を示すつもりだ」

マルティネスはCBとしては身長が低いが、それを感じさせないディフェンダーであることは間違いない。クレバーさ、球際や対人の強さ、ビルドアップの能力など多くの才能を兼ね備えたプレミア屈指のCBだ。

批判を真っ向から受け止め、覚悟を持って戦うことが大事だと語ったマルティネスの姿勢にキャラガーも脱帽し、称賛の言葉を最後に送っている。

「彼はチームや他の選手に関して戦術的な洞察力を与えてくれた。彼は言い訳をしながら出場することはなかった。我々は選手たちを批判し、称賛する。彼はベストなプレイができず、ひどく批判された語ったが、それを正面から受け止める性格…彼は戦士であり、素晴らしい印象を与えたと思う」


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