国内カップ戦でベンチ外のバイエルンMFゴレツカ クラブ幹部「状況が以前よりも難しくなっている」

バイエルンのレオン・ゴレツカ photo/Getty Images

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中盤の定位置争いで劣勢

16日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはドイツの国内カップ戦DFBポカールの1回戦でウルムと対戦し、4-0で勝利した。

ブンデスリーガ開幕を1週間後に控えた大事な試合で、バイエルンは先発したMFトーマス・ミュラーが12分と14分に連続ゴールを決めて序盤で2点のリードを奪うと、後半に入ってからも途中出場のFWキングスレイ・コマン、FWハリー・ケインが追加点。ブンデスリーガ2部所属のウルムを相手に快勝した。

無冠に終わった昨シーズンからの巻き返しを狙っているバイエルンにとっては最高の形で新シーズン最初の公式戦に勝利することができた。しかし、その一方で長年バイエルンの主力として活躍し、ドイツ代表でも57試合に出場しているレオン・ゴレツカはベンチ外だった。
ウルム戦後に現地メディアの取材に応じたバイエルンのマックス・エバール取締役は、ゴレツカについて尋ねられると以下のように語った。

「我々は、選手とは非常にオープンな形の会話をしているが、その内容を公にすることはない。ただし今のチームには良い選手が揃っている。また、我々は中盤の戦力を補強し、ヨシュア・キミッヒも中盤の選手として復帰した。状況が以前よりも難しくなっていることを選手達は理解している。私もそのことについては明確に伝えた」(ドイツ紙『Bild』より)

現在バイエルンにはゴレツカ以外にもヨシュア・キミッヒ、アレクサンダー・パブロビッチ、ジョアン・パリーニャ、コンラッド・ライマーという4人の守備的ミッドフィールダーが在籍していて、ウルム戦での選手起用を見る限り、ゴレツカは4,5番手の評価のようだ。同選手にはナポリやアトレティコ・マドリードが獲得に興味を示しているとされ、バイエルンも移籍を容認する方針であるという。

移籍市場が閉まるまでの残りの日数を考えると、近日中にゴレツカの去就に動きがあるかもしれない。

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