前半だけで交代のジャレル・クアンサーは不満げ スロット「あまりに多くのデュエルに負けすぎた」

先発に抜擢されたものの、ハーフタイムに下げられたクアンサー photo/Getty Images

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前半だけでコナテと交代

リヴァプールはプレミアリーグ開幕節で昇格組のイプスウィッチ・タウンと対戦。2-0と勝利を収めた。

勝ちはしたものの、前半と後半ではまったく違う試合となった。前半はホームチームのイプスウィッチのカウンターとエアバトルに手を焼き、ゴールを脅かされるシーンもしばしば。アルネ・スロット監督はチームを安定させるために先発CBのジャレル・クアンサーをハーフタイムで交代させ、イブラヒマ・コナテを投入している。

試合後の記者会見で、ハーフタイムに選手たちに何を伝えたかについてスロットは口を開いている。英『Mirror』などが伝えた。
「私が最初に言ったのは、これほど多くのデュエルに負けるなら戦術について話す必要はないということだ。そして、我々はそれを実行した」

「ジャレルがすべてのデュエルに負けたわけではないが、我々の多くがあまりにも多くのデュエルに負けた。だから、我々はコナテが相手の9番(リアム・デラップ)と対峙して空中でロングボールに勝つことを必要としていた。それが助けとなり、我々はコントロールすることができた」

リヴァプールはしだいに試合の主導権を握ることに成功し、後半に2得点が生まれて勝利している。クアンサーだけの責任ではないと監督は語ったが、この若きCBが空中戦ではやや強度不足だったのは否めない。とはいえ強みであるスピードを活かし積極的な守備を行うシーンも見られており、交代は戦術的なものと見るべきか。

ベンチに下がったあとは不満げな表情を浮かべていたクアンサー。開幕戦の先発に抜擢されたことは指揮官の期待の表れであり、腐らずに精進してほしいものだが、21歳の若きCBは今季を飛躍のシーズンとできるだろうか。


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