チェルシーは「見知らぬ他人の集まり」とレドナップ氏 整理すべき重要な2つのポジションも指摘

最前線はジャクソンが最適解なのか? photo/Getty Images

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開幕節はシティに敗れた

プレミアリーグ開幕節で、マンチェスター・シティに0-2と敗れたチェルシー。時おり良いシーンも見られたものの、王者を倒すにはまだチームとしての力が足りないと感じさせた開幕戦で、トップチームに40人以上の選手を抱えるエンツォ・マレスカ監督には大きな課題がのしかかっていることが浮き彫りとなった。

『sky sports』で解説を務めるジェイミー・レドナップ氏も、まだチェルシーはチームとしての形ができていないと感じたようだ。同氏はチェルシーを「見知らぬ他人の集まり」のようだったと評した。

「チェルシーというチームは、まるで見知らぬ他人たちを寄せ集めたようなもので、そうなると非常に難しい。ベンチから選手を投入して、何かを起こそうとしていたが、マレスカ監督が望むようにチームをプレイさせ、ベストイレブンを見つけ出すには、かなりの時間がかかるだろう」
また、同氏は改善が必要な2つのポジションにも言及している。

「彼らは12億ポンドを費やしたが、まだトップクラスのストライカーを獲得していないし、良いゴールキーパーを手に入れたのかすらわからない。彼らはこれまで多額の資金を費やしたにも関わらず、おそらく最も重要な2つのポジションを埋めることができていない」

GKはロベルト・サンチェスがゴールマウスを守ったものの、劣勢のチームを救うには至らず、誰が正GKを務めるべきなのかという疑問に答えは出ていない。また、ストライカーのポジションにはとりあえずニコラス・ジャクソンが収まっているが、決定的な仕事はできず、ネットは揺らしたもののオフサイドという結果に終わった。

ナポリからFWヴィクター・オシムヘンを獲得するという話が再燃しているようだが、同時にマレスカ監督は膨れ上がったスカッドを整理しなくてはならない。移籍市場はあと10日あまりで閉まるが、マレスカは最適な組み合わせを見つけ、余剰戦力を整理し、チームとしてまとめることができるだろうか。


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