今季はラ・リーガのサッカーが一番面白い? ムバッペ、ベリンガムら新生レアル、ヤマル、ダニ・オルモら揃うバルサの魅力

バルサはヤマル、レヴァンドフスキらが攻撃の中心に photo/Getty Images

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EURO&パリ五輪制覇でリーグへの注目度は増している

2010年代のラ・リーガには、バルセロナのリオネル・メッシとレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドの2大スーパースターがいた。その2人がスペインを去った衝撃は大きく、2人が抜けてからはクラシコの注目度もやや落ちたように感じられた。

またバルセロナは2021-22、2022-23シーズンにチャンピオンズリーグでグループステージ敗退に終わっており、CLでもレアルを除くスペイン勢は元気がなかった。移籍市場でも派手な動きを見せていたのはイングランド勢の方で、この時期はプレミアリーグこそ世界で最も面白いリーグとの見方もあった。

しかし『ESPN』は、この夏を境にラ・リーガの注目度が大きく上がったと見ている。何よりレアルにFWキリアン・ムバッペが合流しており、これだけでもインパクトは特大だ。すっかり世界的スターになったMFジュード・ベリンガムもおり、今のレアルは新時代の銀河系軍団となっている。
バルセロナも負けていない。今夏はスペイン代表がEURO2024、パリ五輪を制しており、EUROの方では17歳のFWラミン・ヤマルが躍動。昨季の段階では期待の若手といった立ち位置だったかもしれないが、今やすっかりスペインサッカー界の主役である。さらにスペイン代表で活躍したMFダニ・オルモもバルセロナに合流しており、ペドリを含めEUROを制したスペイン代表の中心メンバーがバルセロナに揃っている。そこにパリ五輪制覇チームの中心だったMFフェルミン・ロペス、DFパウ・クバルシもいる。今季のクラシコは昨季以上の盛り上がりを見せるはずだ。

他のチームも注目だ。EUROで大活躍だったFWニコ・ウィリアムズが今季よりアスレティック・ビルバオの10番を背負うことが決まり、同選手も今夏一気に評価を上げた。エルネスト・バルベルデ率いるビルバオは昨季のスペイン国王杯を制するなど完成度が高く、ニコ・ウィリアムズを中心に面白いサッカーを展開してくれるはずだ。

FWフリアン・アルバレス、アレクサンデル・セルロート、DFロビン・ル・ノルマンらを加えたアトレティコ・マドリード、さらに同メディアはMFイスコが怪我から復帰すれば、レアル・ベティスも面白いチームに仕上がると期待をかけている。

今夏のEURO&パリ五輪制覇のインパクトは強烈で、今季はラ・リーガを中心に欧州サッカーを追いかけようと考えている世界のサッカーファンは多いはずだ。

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