カンセロ、バルセロナへの再レンタルは困難か 高額な給与とロッカールームでの態度が懸念点

今夏の去就が注目されるカンセロ photo/Getty Images

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マンCでの居場所確保も厳しい

バルセロナで今シーズンもプレイを希望しているジョアン・カンセロだが、今夏の移籍は困難になりつつあるようだ。スペイン『SPORT』が報じている。

1シーズン限りのレンタル移籍で加わった昨シーズン、カンセロは公式戦42試合に出場し、4ゴール5アシストを記録した。カンセロは存在感を残したため、バルセロナは今シーズンも再びレンタル移籍で獲得したいと考えており、再びマンチェスター・シティと交渉すると考えられていた。

しかし、同メディアによると、クラブは両サイドバックをこなせるカンセロの汎用性や才能を評価しており、再レンタルの可能性も捨ててはいないものの、2つの問題によりこの移籍は非常に複雑になっているという。
1つ目が給与の問題だ。シティで1400万ユーロの年俸をもらっているカンセロは昨シーズンのように減給する意思はなく、さらにシティ側はカンセロの給与の一部を負担したくないと考えているため、バルセロナにかかる金銭面の負担が大きいという。またバルセロナはファイナンシャルフェアプレイ(FFP)で規定されている総人件費の上限を超えてしまっているため、選手登録のため人員整理が必要な状況も関係しているだろう。

2つ目がピッチ外でのカンセロの態度だ。クラブはスタメンから外れた際のロッカールームでのカンセロの態度に不満を持っていると考えられているようだ。アレハンドロ・バルデ、ジュール・クンデがバルセロナの両SBにはいるため、再び加入してもベンチの可能性もある。さらに若手選手との関係性も適切ではなかったと同メディアは伝えている。

シティでも再び定位置を確保することは難しいことが予想されているカンセロにはサウジアラビアへの移籍も噂されるようになったが、同選手の去就に引き続き注目だ。

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