放出候補から一転、カゼミロは今夏残留へ 信頼を取り戻した“中盤の番人”はマンUで復活のシーズンを目指す

復活を目指すカゼミロ photo/Getty Images

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昨シーズンは批判されていた

今夏の去就が注目されていたカゼミロだが、マンチェスター・ユナイテッドに残留する見込みのようだ。

2022年夏にユナイテッドにやってきたカゼミロは、加入初年度公式戦53試合に出場し、7ゴール7アシストを記録。中盤で存在感を発揮した同選手だったが、昨シーズンは試練の1年となった。

怪我の影響もあって、公式戦32試合の出場に留まったカゼミロ。5ゴール3アシストと数字も落としたが、何より試合中のパフォーマンスに批判が集まることが多かった。怪我人続出で本職ではないCBを任されることもあり、仕方ない部分もあったが、22-23シーズンに比べると本来の力を発揮できていないのは明らかだった。そのためカゼミロに関心を寄せていたサウジアラビアのクラブに今夏売却する方向に進んでいると考えられており、ユナイテッド退団が濃厚という見方が強かった。
しかし、英『THE Sun』によると、プレシーズンマッチやシーズン序盤でのカゼミロのパフォーマンスを受け、エリック・テン・ハーグ監督はカゼミロを放出する計画を棚上げにしたという。サウジアラビアからの具体的なオファーは届かなかったという報道もあり、売却計画が進んでいたかどうかは不明だが、戻りつつあるカゼミロのパフォーマンスにテン・ハーグ監督は満足しているようだ。

PSGのマヌエル・ウガルテを始めとしてまだ中盤の補強にユナイテッドは動いているが、カゼミロが22-23シーズンやレアル・マドリード時代のパフォーマンスを取り戻すことができれば、ユナイテッドにとっては頼もしい限りだ。

コミュニティ・シールドやプレミアリーグ開幕戦のパフォーマンスを見る限りは昨シーズンより動きも軽く、期待感を抱かせるプレイを見せていたが、試練の1年を経て、再びユナイテッドに欠かせない存在となることはできるか。


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