「選手たちはチェルシーへの加入をやめるべきだ」 リヴァプールOBは“飽和状態”のチェルシーに苦言 「優れたフットボールチームには競争が必要だが……」

補強方針に批判集まるチェルシー photo/Getty Images

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今夏も大量補強

元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏は今夏も大量の新戦力を獲得するチェルシーに苦言を呈した。

今夏ペドロ・ネトやキーナン・デューズバリー・ホールなどを獲得したチェルシーは9名の新戦力を獲得している。トップチームには40人を超える選手らがおり、飽和状態だ。現有戦力の売却は必須で、数名の移籍が間近となっているが、さらにジョアン・フェリックスの獲得も近づいている。大量補強という形になっているが、キャラガー氏はこの状況を英『Sky Sports』にて批判した。

「チェルシーは選手の獲得をやめなければならないし、選手たちはチェルシーへの加入をやめるべきだ。もし私が選手だったら、『なぜ契約するのか?』と思うだろう。契約する唯一の理由は、代理人が『7年の大型契約だ。7年間は保証されたお金だ』と言うかもしれないからだ」
「私が何を言いたいか分かるか? 自分を信じて、ちゃんとしたクラブと4年契約を結ぶんだ。契約更新の時期が来れば、いずれにしても給料は上がる。若くてエキサイティングなチームではない。ジョアン・フェリックスを獲得するようだが、彼はどこでプレイするのだろうか?1週間前にペドロ・ネトと契約したが、コール・パルマーがすでにいるのに彼はどこでプレイするのだろうか?」

「1億ポンドの選手であるエンソ・フェルナンデスをどこでプレイさせる? クリストファー・エンクンクをどこでプレイさせる?」

「優れたフットボールチームには競争が必要だが、私がプレイしたどのチームにも、毎週プレイすることを自覚している選手が7、8人いた。3つのポジションを争う選手が6、7人いたし、さらに6、7人は自分が控え選手だとわかっていた。健全なチームだ」

「​​ジョアン・フェリックスがどこでプレイするのかについて聞きたいということだが、私は別の質問がある。練習場で彼はどこで着替えるのか?これらの選手たちは、どうやって一つのロッカールームで過ごしているのか?どうやってトレーニングセッションを行っているのか?」

選手層が厚いことは重要だが、今のチェルシーは人員が溢れており、ベンチ入りすらできないメンバーが多くなってしまう。ここから大量放出に動くことは間違いないが、限られた移籍期間の中で買い手が見つからないこともあるだろう。

積極補強で楽しみな新戦力も多い反面、選手のマネジメントの部分でエンツォ・マレスカ監督にかかる負担も大きいかもしれない。ここからは放出に力を入れるチェルシーは余剰戦力をうまく売却することができるのか。


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