アカデミー産がまたも流出 アーセナルはパティーノ売却に将来の利益となる条項を追加へ

昨季スウォンジーでプレイしたパティーノ photo/Getty Images

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生え抜き選手の流出が続いている

今季はプレミアリーグのタイトルが期待されるアーセナルだが、一方でアカデミー産の選手たちの流出が目立っている。フラムに売却されたMFエミール・スミス・ロウほか、FWエディ・エンケティアはノッティンガム・フォレストへの移籍が濃厚。FWリース・ネルソンもチーム内の序列を上げられず、退団が囁かれている。

そんななか、昨季スウォンジーへレンタルされていた20歳のMFチャーリー・パティーノもスペインのデポルティボ・ラ・コルーニャへの移籍が濃厚だ。パティーノは契約の最終年を迎えるにあたって、次のステップへ進むことを選んだようだ。

デポルティボへの移籍金は100万ポンド程度となるようだが、英『Mirror』は将来パティーノが売却された際に利益を得られる条項をアーセナルが追加しようと交渉していると報じている。昨季アーセナルはパティーノの契約に1年間の延長オプションを盛り込み、完全移籍のオファーを待ったが、満足のいく入札はなかったとされる。アーセナルとしてはアカデミーで育てた選手に少しでも価値をつけたいところだろう。
パティーノの父はデポルティボのファンであるといわれ、そのことが今回の移籍の後押しをしているという面もあるようだ。本人のプレイスタイルをみてもイングランドよりスペインの方が合っていそうだが、最近のヘイルエンド産選手の連続流出はファンにとっては寂しいものとなっている。

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