アーセナルはミケル・メリーノ獲得間近、しかし発生するのはアンカー問題!? ライスの6番起用はもったいない

「6番」も「8番」もこなせるライス photo/Getty Images

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ライスは「8番」で使ったほうが怖い

アーセナルはレアル・ソシエダからスペイン代表MFミケル・メリーノの獲得が間近と思われる。技術だけでなく身長のあるMFで、アーセナル中盤の制圧力はさらに増すと思われる。

英『football.london』はメリーノ加入後のアーセナルの先発ラインナップを予想している。GKはダビド・ラジャ。DFは左からオレクサンドル・ジンチェンコ、ガブリエウ・マガリャンイス、ウィリアム・サリバ、ベン・ホワイト。MFはデクラン・ライスをアンカーに、メリーノとマルティン・ウーデゴー。FWはガブリエウ・マルティネッリ、ブカヨ・サカ、カイ・ハフェルツだ。

MFトーマス・パルティは開幕戦で不安定さを垣間見せており、彼が外れるだろうという予想になっている。しかし、ライスを「6番」の位置で起用することが最適解だろうか、という疑問が残る。もちろんライスはこのポジションをこなすことができ、昨季もここで先発した試合が何度もあったが、現在のアーセナルにおいてライスの能力が最大化されるのは「8番」の位置で使ったときだ。
長いストライドによるボールキャリー、チャンスのときにペナルティエリアに入っていく能力、さらに高いキック精度はウェストハム時代にはあまり見せなかったライスの長所で、昨季はキャリアハイのリーグ戦7ゴール8アシストを記録している。

もちろんトーマスが本来のパフォーマンスを取り戻せば問題はなく、アンカーにはジョルジーニョという選択肢もあるが、トーマスはケガがちで、ジョルジーニョも慢性的なケガを抱えているといわれている。そうなればライスをアンカーで起用することになるのだろうが、前述のとおりアーセナルは強力な武器を失うことになる。

アーセナルの中盤はどのような組み合わせが最適解となるだろうか。ミケル・アルテタ監督の采配に注目したい。

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