ジョアン・フェリックスはチェルシーを“ホーム”にすることができるか 覚悟を持って挑む2度目のプレミア挑戦 「自分の人生で一番いい時期はこれからだ」

昨季はバルセロナでプレイしたJ・フェリックス photo/Getty Images

続きを見る

完全移籍で加入

ボーナスも含めて総額4630万ポンド(約88億円)とも言われる移籍金でチェルシーに完全移籍で復帰したジョアン・フェリックス(24)。

再びチェルシーに戻ってきたフェリックスにとって2度目のプレミアリーグ挑戦は大きな意味を持つ。ここ最近はチェルシー、バルセロナとレンタル移籍を繰り返していた24歳にとっては、完全移籍となった今回は確固たる地位を築く大チャンスだからだ。フェリックスも今回の挑戦には並々ならぬ思い出挑むようだ。チェルシーの公式にて話している。

「私にとってホームを見つけるチャンスだ。チェルシーとバルセロナという2つのクラブでプレイした後、私は1つの場所に落ち着く必要があった。私にとってチェルシー以上の場所はない。輝ける完璧な場所だと思う」
「私が戻ってきたいと思った理由は、プロジェクト、クラブ、リーグ、ファン、そして私がここで過ごした大好きな時間など、たくさんのことがあったからだ。結果はともかく、ここにいるときは本当に気分が良かった。戻ってこれて本当に嬉しい」

フェリックスは2023年の冬に半年間のレンタルでチェルシーにやってきたが、当時とはメンバーも監督も違う。また新たな環境で一から信頼を築いていく必要があるが、フェリックスは気合い十分だ。

「私は選手として多くの点で成長した。ゲームに対する認識、そしてボールが届きやすいスペース、私がより大きな影響力を発揮できるスペースなどだ。自分の試合のビデオを見て、それを理解しようとしている。前回ここにいた時から少し変わった。今は24歳。11月には25歳になる。選手として成長したと感じている。年齢を重ねれば当然のことだ。プレミアリーグに向けての準備はより整った」

「自分の人生で一番いい時期はこれからだと感じている。それに疑いの余地はない。最高のシーズンはまだこれからだ。そして今年は良い1年になるだろう。なぜなら今はずっとホームにいて、ホームでの生活を楽しめるからだ」

「チームとクラブのために、ゴールやアシストなどベストを尽くしたいだけだ。今シーズンは、できる限り多くの試合に出場し、チームとクラブが再び世界のサッカー界の頂点に立つ手助けをしたい。チェルシーは上位にいなければならない。今シーズンは、大きなシーズンにしなければならない。私はその手助けをするために全力を尽くすつもりだ」

2019年夏にクラブ史上最高額の1億2600万ユーロと言われる移籍金でベンフィカからアトレティコ・マドリーに加入したフェリックス。将来を嘱望された19歳であったが、金額に見合った結果を残すことはできなかった。しかし同選手のもつポテンシャルは確かで、まだ24歳ということを考えても世間の評価を変えるには十分な時間がある。

チェルシー復帰、2度目のプレミアリーグはフェリックスにとっても大きな意味を持つ挑戦となるが、結果を残すことはできるのか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.296 欧州戦線を変える新監督3人

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ