「彼との別れは大きな損失」 ノイアーの代表引退についてナーゲルスマン監督が惜別のコメント

ドイツ代表でのノイアー(左)とナーゲルスマン監督(右) photo/Getty Images

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38歳で代表引退を決断

21日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘン所属のドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが代表チームからの引退をSNS上で発表した。

2009年6月2日に行われたUAE代表との国際親善試合で代表デビューを飾って以降、ノイアーはこれまで国際Aマッチ124試合に出場。神懸かり的なセービングと高い足元の技術で攻守にわたってドイツ代表を最後方から支えてきたが、「この決断は簡単ではなかった。身体的にはまだフィットしている感覚はある。しかし、今決断することがバイエルンでのプレイに集中するために適切な時期だと思った」とSNS『Instagram』上で投稿し、今後はクラブ活動に専念することを明らかにした。

このノイアーの代表引退発表を受けて、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督が以下のような談話を発表している。
「たとえマヌ(ノイアーの愛称)の決断とそれに至った理由について理解できたとしても、彼との別れは大きな損失だ。スポーツ的にも人同士の付き合いの上でもね。マヌは、サッカーの歴史上で類を見ないようなゴールキーパー像を打ち立てた。そのセービングとビルドアップの技術、そして体から放たれているオーラによって彼は10年近くもの間、ドイツ代表でゴールキーパー以上の存在だった。我々がどういうサッカーを目指すべきか考える際に彼の存在は決定的な要素だった。マヌは今も昔も偉大なアスリートであり、素晴らしい人格者だ。私は彼としばしば、そして喜んで会話を重ねてきた。そうした関係が今後も続くことを楽しみにしている」(ドイツ紙『Bild』より)

ドイツ代表では、EURO2024終了後にトニ・クロース、トーマス・ミュラー、イルカイ・ギュンドアンが相次いで代表引退を表明していた。彼らに加えてノイアーも代表チームから去ることになり、ドイツ代表は世代交代の時を迎えているようだ。

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