“446日”ぶりの出場はGKデ・ヘアにとって苦いに思い出に…… フィオレンティーナでのデビュー戦で3失点を許す

デビュー戦は苦い思い出に photo/Getty Images

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好セーブも見せたが

元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアにとってフィオレンティーナデビュー戦は厳しい結果になってしまった。

昨夏にマンチェスター・ユナイテッドを退団したデ・ヘアはそこから1年無所属の状態が続いていた。今夏も様々なクラブへの加入が噂されたが、最終的にセリエAのフィオレンティーナへの移籍が決まった。

セリエA第1節はベンチとなった同選手のデビュー戦となったのはUEFAカンファレンスリーグ(ECL)プレイオフ第1戦。ハンガリーのプスカシュ・アカデーミアとの試合だ。3-3のドローで終わったこの試合、プスカシュ・アカデーミアに5本の枠内シュートを許したフィオレンティーナだが、その中で3失点を許してしまった。
開始早々9分の失点はPKであり、その他のシュートもデ・ヘアにとって防ぐのが簡単なものではなかったが、特に89分に許した3失点目はフィオレンティーナが2点差をひっくり返し、3-2の場面での失点だったこともあり、チームにとってだけではなくデ・ヘアにとっても悔しい結果になってしまったのだ。

英『Daily Mail』はいくつかSNSでのデ・ヘアについてのコメントを紹介している。「デ・ヘアは全然変わっていない。11分で2点を奪われた」などと批判のコメントもあったが、「彼はよくやった。素晴らしいセーブもあった。フィオレンティーナのナンバーワンになるべきだ」や「2018年のワールドカップ以降、彼は不調だったが、歴史を書き換えるようなことはしない。ダビド・デ・ヘアはレジェンドだ」と擁護する声も多数あったようだ。

結果だけ見ると、3失点許した形になったが、79分には右サイドのクラスを合わせた強烈なヘディングをビッグセーブで防ぐなどデ・ヘアらしいところも見せた。GKは特に試合勘が大事なポジションであるため、「446日」ぶりの試合となったデ・ヘアに本来のパフォーマンスを求めるのは厳しいだろう。

新天地でのデビュー戦は3失点を許し、悔しい結果に終わってしまったが、ここからのデ・ヘアの完全復活に期待したい。


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