《マンU史上最高のMF》スコールズが考える今のマンUの中盤に必要な選手とは 「実現しないのはわかっているが……」 

マンUのレジェンドであるスコールズ photo/Getty Images

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スビメンディの名前も

今夏、FWジョシュア・ザークツィー、DFマタイス・デ・リフト、DFレニー・ヨロ、DFヌサイル・マズラウィを獲得しているマンチェスター・ユナイテッド。

ここまでは前線とディフェンスラインの補強に成功しており、これからは中盤、そして左SBの補強に動く可能性が高いと考えられている。特に中盤にはパリ・サンジェルマンのマヌエル・ウガルテの加入が迫っていると考えられている。

そんななか、ユナイテッドの中盤でプレイしていたレジェンド、ポール・スコールズ氏は今のユナイテッドの中盤にはサッカーIQが高く、試合をコントロールできる選手が必要だと感じているようだ。
この2つの条件を満たす選手として、アーセナルも狙っていたレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディの名前を挙げたが、最も今のユナイテッドに必要だと感じている選手はマンチェスター・シティへの復帰が決まったイルカイ・ギュンドアンだという。YouTubeチャンネル「The Overlap」にて語った内容を『METRO』が報じている。

「実現しないのはわかっているが、ギュンドアンはマンチェスター・ユナイテッドに必要な選手だと思う。スビメンディ……いや、やはりギュンドアンだ。プレイの緊張を解くためのコントロール力のある中盤の選手。ギュンドアンはまさにうってつけだ」

スコールズは攻め急ぐ傾向のあるユナイテッドを心配していることを『Sky Bet』が主催する「The Overlap Fan Debate」でも話していた。そのため試合のペースをコントロールできる選手が必要だと感じているようだが、ギュンドアンであれば確かに適任だろう。

クラブが獲得を狙うウガルテにコントロールする力がないわけではないが、どちらかというと、同選手はボール奪取能力や守備に長けた選手だ。そんなウガルテの獲得をスコールズは歓迎していないようだ。

「ウガルテを十分に見たわけではない。去年は2、3回見ただけだ。技術的に彼が十分かどうかはわからない。彼はアムラバトに近い存在だ。もしかしたらもう少し優れているかもしれない」

「我々に必要なのは、タックルに勝てる選手ではなく、2分ごとに攻守が入れ替わったりしないように、試合をコントロールできる選手なんだ。ブレーンとなる選手が必要だ。すべてを落ち着かせるために、フットボールIQが優れた選手が必要だ。ブルーノ(フェルナンデス)に5分間ボールを保持するように伝えてくれ!」

コビー・メイヌーやカゼミロといった選手が中盤にいるが、確かに試合の流れを見ながらペースを調整することのできるタイプの選手はいない。ブルーノであればできるかもしれないが、その役割を任せてしまうと同選手の縦に早く鋭いスルーパスの魅力が減ってしまう可能性もある。

まだ若いメイヌーがこれから身につけたり、ウガルテもPSG時代と求められる役割が違い、スコールズ氏の不安の種も解消される可能性はあるが、同氏が指摘する「試合をコントロールする」という点は今シーズンのユナイテッドの課題の1つとなるかもしれない。


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