今季ハリー・ケインから得点王を奪うFWは出てくるか ギラシ、ボニフェイス、オペンダ、シェシュコらストライカーたちの戦い

バイエルンの絶対的エース・ケイン photo/Getty Images

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昨季はケインが36ゴールを奪って得点王に

昨季のブンデスリーガでは、バイエルンFWハリー・ケインが移籍1年目から36ゴールと大爆発し、得点王のタイトルを手にした。

ケインの得点力に関してはさすがの一言だが、今季もケインが得点王の最有力候補なのだろうか。シーズン開幕を前に、ブンデスリーガ公式が今季の得点王候補をリストアップしている。

まず楽しみな存在に挙げられるのが、今夏に移籍の選択をした2人のストライカーだ。シュツットガルトからドルトムントに移籍したFWセール・ギラシ、ホッフェンハイムから同じくドルトムントに移籍したFWマクシミリアン・バイアーだ。
両者が揃ってプレイすることになるかは分からないが、ギラシは昨季28ゴール、バイアーは16ゴールを挙げている実力者だ。特にギラシは昨季ハムストリングを傷めた時期があったり、アフリカ・ネイションズカップへの参加でチームを離れていた時期もあった。リーグ戦には28試合しか出場していないのだが、それで28ゴールとはかなりのハイペースだ。ドルトムントが昨季以上のチャンスボールを供給できれば、ケインを追いかけることも可能だろう。

ライプツィヒFWロイス・オペンダ、ベンヤミン・シェシュコの2人も要注目だ。オペンダは昨季24ゴールを挙げており、爆発的なスピードを活かした前線への抜け出しは脅威だ。今季はライプツィヒ2年目となり、昨季以上の得点数を求めたい。

シェシュコも昨季は出番が限られていたが、14ゴールを記録。ポテンシャルは抜群で、今月17日に行われたRWエッセンとのDFBポカール1回戦でも1ゴール1アシストと結果を出している。オペンダに負けぬ得点量産が期待される。

昨季ブンデスリーガで3位に入ったシュツットガルトからは、ブライトンからの完全移籍に切り替わったFWデニス・ウンダブ、さらにアウグスブルクから獲得したFWエルメディン・デミロビッチに期待だ。昨季のウンダブはギラシに負けじと18ゴールを奪っており、今季からはシュツットガルトの絶対的エースとなる。

昨季アウグスブルクでリーグ戦15ゴールをマークしたデミロビッチもそれに続いてほしいところで、同サイトは攻撃的なシュツットガルトへの移籍でさらなる数字アップが望めると期待をかける。

そして最後に、昨季王者レヴァークーゼンからFWヴィクター・ボニフェイスだ。昨季はシーズン中盤に負傷離脱してしまい、23戦14ゴール9アシストの成績で終えることになったが、こちらもポテンシャルは抜群。何よりシャビ・アロンソ率いるレヴァークーゼンは組織としての完成度が高く、今季もシュートチャンスの多い攻撃的なシーズンを過ごすだろう。ボニフェイスのコンディションが安定していれば、得点王を狙うチャンスも出てくるはずだ。

ケインが最有力なのは間違いなく、バイエルンがタイトルを奪い返すにはケインの爆発が欠かせない。プライドを懸けたFWたちのバトルも面白いポイントで、誰が得点王争いをリードするのか楽しみだ。

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