王者レヴァークーゼン相手に健闘したボルシアMG 現地紙は板倉に及第点評価「長い間集中していたが…」

レヴァークーゼン戦での板倉(左) photo/Getty Images

2点ビハインドから同点に

23日(現地時間)、ボルシアMGはブンデスリーガ開幕戦でレヴァークーゼンと対戦し、2-3で敗れた。ボルシアMGの日本代表DF板倉滉は先発し、フル出場した。

昨シーズン無敗でブンデスリーガを制したレヴァークーゼンをホームに迎えての開幕戦で、ボルシアMGは前半のうちに2点のリードを許す苦しい展開となった。

しかし、後半に入って59分に敵陣左サイドで得たフリーキックからゴール前に蹴り込まれたボールをファーサイドにいた板倉がヘディングでゴール前に折り返し、最後はDFニコ・エルベディが押し込んで1点を返すと、85分には新加入のFWティム・クラインディーンストがゴール前で倒れ込みながら右足でシュートを決めて、2-2の同点に追いつく。

このままドローで試合終了かと思われたが、後半アディショナルタイム11分に板倉がペナルティエリア内でレヴァークーゼンのMFアミン・アドリをファウルで倒してしまい、レヴァークーゼンにペナルティキックが与えられる。これをキッカーのMFフロリアン・ヴィルツは一度相手ゴールキーパーに止められるも、こぼれ球を冷静に右足で押し込み、レヴァークーゼンが終了間際のゴールで粘るボルシアMGを振り切って3-2で開幕戦に勝利した。

試合後、ドイツ紙『Bild』は各選手のパフォーマンスを6段階評価(1が最高、6が最低)で採点した記事を掲載し、板倉に対しては及第にあたる評価点4をつけるとともに、以下のような寸評を加えている。

「長い間集中してプレイしていた。デュエルの場面でも優れていた。しかし、後半アディショナルタイムで敗北に繋がるペナルティキックの原因を作ってしまった」

敗れたとはいえ、ボルシアMGは王者レヴァークーゼンを相手に健闘し、終始下位に沈んでいた昨シーズンからの変化を印象付けた。敵地でボーフムと対戦する次節で今季リーグ戦初白星を飾りたいところだろう。

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