サカ、ウーデゴー、ハフェルツが離脱することがあれば大ピンチ アーセナルがリーグ制覇に欠かせぬ攻撃の絶対的トリオ

ハフェルツは不動の1トップに photo/Getty Images

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前線の選手層にはまだ不安がある

今夏にはボローニャからDFリッカルド・カラフィオーリを獲得し、アーセナルの最終ラインはさらに厚くなった。ユリエン・ティンバーも怪我から復帰し、最終ラインのローテーション体制は整っている。

しかし、前線の選手層には不安もある。負担が大きいのはFWブカヨ・サカ、カイ・ハフェルツ、MFマルティン・ウーデゴーだ。

不動の右ウイングとなっているサカは、直近3シーズンのリーグ戦で3試合しか欠場していない。昨季は35試合の出場で16ゴール9アシストの成績を残しており、右ウイングでサカの代わりを務められる選手はいない。
トップ下のウーデゴーも忙しいシーズンを過ごしており、昨季は35試合、一昨季は37試合、2021-22シーズンは36試合とほぼフル稼働だ。攻撃にアイディアをもたらすうえでウーデゴーも欠かせない。

ハフェルツは昨夏に加わった選手だが、1年目からリーグ戦37試合に出場している。シーズン途中からは1トップにフィットし、13ゴール7アシストの成績を残した。今季も前線で不動の存在となっており、その存在感は特別だ。

アーセナル専門サイト『Pain In The Arsenal』も彼ら前線のピースが欠ければ一気にピンチになると見ており、このあたりは不安材料だ。

前線ではガブリエウ・ジェズスも選択肢の1つだが、ジェズスにはコンディションの不安がある。昨季も4ゴールに留まっており、得点力の面では物足りない。

レアンドロ・トロサールを回す手もあるが、トロサールは左ウイングの方が合っているとの見方もある。アーセナルがマンチェスター・シティを上回ってリーグを制するには、怪我人のトラブルは絶対に避けねばならない。それが絶対の条件となりそうだ。

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