“2試合で4ゴール”のハーランドは今季も量産体制に ペップはストライカーの調子に満足も、守備面での脅威も要求か

今季も得点王はハーランドか photo/Getty Images

昨季よりも好調か

マンチェスター・シティのストライカー、アーリング・ハーランドは今シーズンも得点量産体制に入りつつあるようだ。

加入1年目の22-23シーズン、プレミアリーグ35試合で36ゴール8アシストという衝撃的な数字を残したハーランド。昨シーズンは怪我の影響もあり、得点数の少なさを指摘されることもあったが、最終的にリーグ戦31試合で27ゴール4アシストをマークし、2年連続で得点王に輝いた。

そんなハーランドは今シーズン好調な入りを見せている。第2節のイプスウィッチ戦ではハットトリックを達成し、すでにプレミア2試合で4ゴールをマークしている。怪我から復帰したこと、そして夏にゆっくり休暇を取れたことが今シーズンの好調な滑り出しに関係していると指揮官のペップ・グアルディオラは英『Daily Mail』にて語っている。

「彼はより鋭敏になったと感じた。彼はより長く残ってクロスやコントロールの練習をしている。昨シーズンは完璧ではなかったため、それができなかった。あのレベルでプレイするには、彼の身体は完璧でなければならない」

昨シーズンより体が仕上がっていると語るペップ。今シーズンもストライカーにかかる期待は大きいが、ペップは守備面でもハーランドに脅威を発揮して欲しいと感じているという。

「彼がたくさん走る姿が好きだ。彼が動物のようにプレスをかけるのが好きなんだ。ゴールにつながるからね。守備が連動していれば、攻撃も連動する。彼のボディランゲージ... センターバックがボールを持っていて、この体と足を動かしながら全力疾走する姿を想像してみてほしい。 それは怖い。 そして、中央の選手たちが彼をサポートするのに役立つ。 そうすれば、ハイプレスがより効果的になるんだ。彼が必要だ。これは譲れない。ゴールを決められなくてもいい。しかし、それをやらなければならない」

ゴールだけではなく、ハーランドのスピードとフィジカルを生かしたプレスがチームのゴールにもつながると語るペップ。ハーランドがプレスをかけることで、相手ゴールに近い位置で、シティがボールを奪うことができれば、同選手のゴール数アップにもつながる可能性があるため、ペップも要求しているのだろう。

さらに今夏はイルカイ・ギュンドアンが復帰したことで、ハーランドへのパスの出し手も増えた。またギュンドアンはストライカー的な動きもできるため、マークが分散され、ハーランドの得点チャンスが増えることも考えられるだろう。

シティではお馴染みケビン・デ・ブライネとのコンビだけではなく、昨季スペインで10アシストを記録したサヴィーニョの加入、ギュンドアンの復帰などハーランドの3年連続得点王への体制は整っているが、怪物ストライカーは今季何ゴールを決めてくれるのだろうか。


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