バイエルンDFキム・ミンジェへの批判止まず 有識者「セリエAではモンスターだったが…」

ヴォルフスブルク戦でのキム・ミンジェ photo/Getty Images

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期待外れのパフォーマンスと批判

25日(現地時間)に行われたヴォルフスブルクとのブンデスリーガ開幕戦以降、現地メディアはバイエルン・ミュンヘンのキム・ミンジェを批判し続けている。

1-1の同点で迎えたヴォルフスブルク戦の55分、キムはゴールキーパーにバックパスをしようとしたところ相手選手にボールを奪われ、そこからのカウンター攻撃でバイエルンは2失点目を喫していた。

もっとも、昨季開幕前にナポリからバイエルンに加入して以降も度々不安定なパフォーマンスを見せていて、特にレアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグで2失点に絡むミスを犯してバイエルンの4強敗退の一因を作ってしまったキムに対する懐疑的な見方は以前から多かった。
そのため、今年夏に実施した韓国ツアーの際にバイエルンのマックス・エバール取締役は、「キムは昨年からバイエルンに在籍しているが、全てが彼の想像通りに進んだわけではなかった。だからこの遠征が彼にとってポジティブに働くと思う」と語り、母国凱旋をきっかけにしたキムの巻き返しを期待していたが、ドイツ紙『Bild』は「バイエルンにおけるキムのパズル」と題した記事の中で直近の公式戦2試合でのキムについて以下のように評価している。

「ここ最近の2試合は、キムにとって新たな始まりと言えるものではなかった。どちらの試合でも先発したが、周囲を納得させることができなかった。このセンターバックはブンデスリーガ開幕戦では非常に不安定で、バイエルンが一時的に1点のビハインドを許す原因となった」

また、元ドイツ代表で現在は解説者を務めるサミ・ケディラ氏も、キムは期待通りのパフォーマンスを見せていないと語っている。

「セリエAでの彼はモンスターだった。全ての場面でボールを奪い、デュエルでは負けたことがなかった。ナポリのヴィクター・オシムヘンは、キムがいなくなってトレーニングで対戦しなくなったことを喜んでいるように見えるぐらいだ。しかし、バイエルンで彼のそうした姿は見たことがない」

バイエルンは、9月1日にブンデスリーガ第2節フライブルク戦を控えている。周囲からの批判を打ち消すために、この試合はキムにとって非常に重要な試合となるだろう。

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