ノイアーは「ゲームは増えるけど、個人的には楽しみ」と言うが…… CLもクラブW杯も新体制で選手の負担増加の不安 

バイエルンの守護神ノイアー photo/Getty Images

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CLも試合数は増加し、クラブW杯も32チーム制に

今季より欧州サッカー界にはいくつかの変更点がある。まずはチャンピオンズリーグのレギュレーション変更で、今季よりグループステージは出場チームが32から36に増加。

それに合わせて従来のグループステージ制も廃止となり、今季からは『リーグフェーズ制』となり、各クラブは異なる8チームと対戦。36チーム中の成績上位8チームは決勝トーナメントにストレートインとなり、9位から24位のチームは決勝トーナメント進出を懸けてプレイオフを戦うことになる。そこで勝利した8チームと合わせ、16チームによる決勝トーナメントが行われる。つまり、グループで戦うゲームが2試合増えたのだ。

ビッグクラブはさらに負担が増えることになったわけだが、これだけではない。今季終了後の来年6月には、アメリカでのクラブワールドカップ2025が控えている。これも従来のクラブワールドカップとはレギュレーションが大きく変わっており、2025年大会より32チームも参戦する方式となる。
すでに欧州からの出場クラブも決まっていて、チェルシー、レアル・マドリード、ザルツブルク、バイエルン、インテル、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、ドルトムント、アトレティコ・マドリード、FCポルト、ユヴェントス、ベンフィカが参戦する。

本当に選手たちは大忙しだが、この新方式のクラブワールドカップを楽しみにしている選手の1人がバイエルンの守護神マヌエル・ノイアーだ。

独『Kicker』によると、ノイアーは「個人的には楽しみにしている。ゲームは増えるけど、EUROやW杯といったものに近くなる。僕たちはこの大会を制するべく戦うよ。僕にとっても新しい経験だし、その1年後にW杯開催を控えるアメリカにとっても新しい経験となるだろう」とコメントしている。

選手たちの疲労だけが不安だが、新しくなったこの1年のサッカー界はどうなるのか。2026年にワールドカップがあることを考えても、ビッグクラブの選手たちはなかなか休めないハードスケジュールとなる。

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