デュランビル、エンゲルス、フェルメーレン ベルギー代表で本格化する黄金世代からの若返り

EURO2024から世代交代へ photo/Getty Images

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9月のネーションズリーグへ若手を多く招集

EURO2024が終わり、欧州の代表チームでは世代交代へ向けた動きも増えてきた。以前からベテランが目立つと指摘されてきたベルギー代表もその1つだ。

ベルギーは9月にネーションズリーグでイスラエル、フランスと対戦するが、それに向けた代表メンバーの中にはFWロメル・ルカク、代表を引退したDFヤン・フェルトンゲンら経験豊富な選手は入っていない。アーセナルFWレアンドロ・トロサールも外れている。

最終ラインではスポルティングCP所属DFゼノ・デバスト(20)、ジェノアDFコニ・デ・ヴィンター(22)といった選手が召集されており、最終ラインは1番に世代交代が必要なエリアだ。
中盤ではマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネが変わらず召集されているが、気付けばデ・ブライネも最年長メンバーとなった。今回のメンバーでは1991年生まれのデ・ブライネとDFトマ・ムニエの2人が最年長者だ。

中盤ではアトレティコ・マドリードからライプツィヒにレンタル移籍したMFアルトゥール・フェルメーレン(19)、アストン・ヴィラMFアマドゥ・オナナ(23)、アウグスブルクからセルティックへの移籍が決まったMFアルネ・エンゲルス(20)らが召集されており、この世代が中心となっていくのだろう。

前線では今回の最年少メンバーとなるドルトムントFWジュリアン・デュランビル(18)が召集。サイドからの仕掛けが魅力なアタッカーで、突破力はかなりのレベルにある。同じくドリブラーのマンチェスター・シティFWジェレミー・ドク(22)、PSV所属FWヨハン・バカヨコ(21)といった選手も招集されているため、ベルギーがドリブラーに困ることは当面なさそうだ。

黄金世代の終焉が近づいており、33歳のデ・ブライネも2026年のワールドカップがラストとなるだろうか。若手の育成は喫緊の課題であり、監督のドメニコ・テデスコが次の2年でチームをどう変えるか注目される。

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