マンCにギュンドアンがいる“安心感” 帰ってきた職人が試合を完全にコントロール

マンCに帰ってきたギュンドアン photo/Getty Images

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68分から出場

第3節のウェストハム戦に3-1で勝利し、開幕から3連勝を飾ったマンチェスター・シティ。アーリング・ハーランドの2試合連続でのハットトリックやケビン・デ・ブライネのコンディションの良さなどポジティブな面が目立つ。

結果的に3-1でウェストハムに勝利したシティだが、後半の立ち上がりはウェストハムに苦戦していた。鋭いカウンターからピンチを招くことも多く、同点に追いつかれてもおかしくない状況だったが、この流れをたち切ったのは68分から出場したイルカイ・ギュンドアンだった。

今シーズンシティに帰ってきたギュンドアンはペップ・グアルディオラのサッカーをよく知る選手の1人だ。自分たちのミスからピンチを招くことも多かったシティだったが、ギュンドアンが試合を落ち着かせた。『SofaScore』のデータによると、ギュンドアンは29回のタッチで、26本のパスを出し、すべて成功。少ないタッチでボールを捌き、チームにリズムを作り、落ち着かせる時間を作り出したのだ。さらにデュエルも4回中3回勝利しており、ロドリ不在のなか、守備面でも存在感を発揮した。
試合を決めるダメ押しとなったハーランドの3点目もギュンドアンがマテウス・ヌネスに落とすところから始まっており、目立ったプレイではないもののギュンドアン投入から再びシティの流れに変わった。ここまでは2試合連続で途中出場となっており、長時間プレイしているわけではないが、痒いところに手が届くようなギュンドアンの存在は絶大だ。

昨シーズンはロドリがいないと試合をコントロールできる選手がいなかったが、ギュンドアンが復帰したことで、ロドリをうまく休ませながら起用できる点も大きい。ロドリが戻ってくれば、ギュンドアンがより高い位置でプレイする機会も増え、ストライカーギュンドアンも再び見られるだろう。さらにはウェストハム戦で見せたようなハーランドとのコンビネーションも相手チームにとっては脅威となる。

戦術理解度が高く、気が利くギュンドアンの復帰はシティをよりパーフェクトに近いチームに変えている。


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