ラッシュフォードは自信を失ってしまったのか!? 消極的なエースにユナイテッドOBも嘆き 「何が起ころうとも、果敢に挑戦し、1対1で勝負しなければならない」

ラッシュフォードは復活できるのか photo/Getty Images

続きを見る

スタジアムからはブーイングも

マンチェスター・ユナイテッドの10番マーカス・ラッシュフォードはかつての輝きを取り戻すのに苦労している。

公式戦56試合で30ゴール10アシストを記録した22-23シーズンから一転、昨シーズンは公式戦43試合で8ゴール6アシストと大きく数字を落としてしまったラッシュフォード。今シーズンは復活を期待されているが、ここまではパッとしない。

0-3で敗戦したリヴァプール戦でも存在感は発揮できず、解説を務めたユナイテッドのOBであるガリー・ネビル氏は後輩の現状を嘆いた。
「自信がない。彼(ラッシュフォード)はコナテと1対1になったが、結局CBにまでボールは戻ってしまった。ユナイテッドのファンは、そんなことをする彼を許さないだろう。何が起ころうとも、果敢に挑戦し、1対1で勝負しなければならない」

「彼は素晴らしい日、素晴らしい時間を過ごしているわけではないかもしれないが、彼は引き返してきた。それが彼の考えていることを物語っている。14カ月間そんな状態が続いている。彼は一昨シーズンに30ゴールを決めた。自信を取り戻せると思うが、苦戦しているように見える。今は彼にとって試合が楽しくないようで、悲しいことだ」(英『Sky Sports』より)

ラッシュフォードはこの試合、イブラヒマ・コナテやトレント・アレクサンダー・アーノルドといった選手らとマッチアップしたが、ゴール前で仕掛けずバックパスを選択するシーンもあり、サポーターからブーイングを浴びることもあった。ネビル氏は消極的なラッシュフォードのパフォーマンスには自信を失っていることが関係していると考えている。

現段階では右にアマド・ディアロ、左にアレハンドロ・ガルナチョという配置がベストだという声もあがっており、ラッシュフォードの起用も疑問視されている。今夏は新戦力を多く迎え入れたユナイテッドだが、再びタイトル争いを繰り広げるためには10番の完全復活は欠かせない。多くのサポーターがラッシュフォードの復活を願っているが、ユナイテッドのエースはかつての輝きを取り戻すことができるのか。



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.297 欧州サムライ勢力分布

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ