人気銘柄だったが具体的なオファーなし? クリスタル・パレス会長はエゼの残留に安堵と驚き 「オリーセとエゼを同じ移籍市場で失うことを非常に心配していた」

今夏の去就が注目されていたエゼ photo/Getty Images

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オリーセは移籍したが

クリスタル・パレスの会長スティーブ・パリッシュ氏は今夏の移籍市場でイングランド代表FWエベレチ・エゼに具体的なオファーは届かなかったことを英『Sky Sports』にて語った。

2020年からパレスでプレイするエゼはマイケル・オリーセと共に同クラブの攻撃を牽引してきたアタッカーであり、今夏の移籍市場でのステップアップが濃厚だと考えられていた。オリーセが7月にバイエルンへ移籍することが決まったため、エゼもビッグクラブへの移籍が噂され、マンチェスター・シティなど多くのクラブが獲得に興味を持っているとの報道もあったが、最終的には残留。

クラブとしては嬉しい結末となったが、パリッシュ会長は安堵と共にエゼへの関心が低かったことに驚いているという。
「クラブの立場からすると、オリーセとエゼを同じ移籍市場で失うことを非常に心配していたし、エゼに対しては私が思っていたほどの関心は寄せられていなかった。私は驚いた。本当に驚いた。彼はただ素晴らしいサッカー選手であり、素晴らしい人間なんだ」

エゼには6000万ポンド(約114億円)ほどの契約解除金が設定されていると考えられており、高額な移籍金が必要にはなるが、同選手の能力を考えると具体的なオファーが届いてもおかしくない。しかし、今夏ビッグクラブからの関心はパリッシュ会長が予想していたほどはなかったようだ。

オリーセを失ってしまったが、エゼがパレスに残留してくれたことは大きく、ここまで公式戦4試合で2ゴールを決めている。今シーズンもパレスの攻撃の中心はエゼであり、新加入の鎌田大地と大型ストライカー、ジャン・フィリップ・マテタとのフロントスリーは楽しみな組み合わせとなっている。


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