三笘&堂安の”超攻撃的なWB”が機能して7発大勝 代表復帰の伊東純也はさっそくゴールで存在感発揮。中国を下し森保ジャパンは最終予選白星スタート

復帰後初の代表戦でゴールを挙げた伊東 photo/Getty Images

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日本が終始、試合をコントロールしていた

2026年北中米W杯に向けたアジア最終予選で、日本代表は中国代表と対戦した。

アジア杯以来の復帰となった三笘薫はさっそく先発起用。同じく復帰組の伊東純也はベンチから出番を待つ。

初戦で森保一監督が採用したシステムは[3-4-3]。ウイングバックに本来はアタッカーである三笘と堂安律を置いた超攻撃的な布陣となった。
中国のキックオフで始まった序盤戦はどちらもボール保持の姿勢を見せる。日本の攻撃は前述したウイングバックを中心に行われ、6分には三笘が得意のドリブルから好機を作り出す。

最初に決定機を迎えたのは日本。11分、右サイドで久保建英がボールを受けると、利き足の左でクロスを供給。堂安がゴール前で捉えるも、中国の守護神オウ・タイライが立ちはだかる。

中国は危機を脱し一息つきたいところだが、日本は休むことなく畳みかける。堂安がチャンスを迎えた直後のコーナーキックから遠藤航がヘディングで先制点をゲット。ペナルティエリア内での密集から抜け出し、ゴールネットを揺らした。これまではセットプレイで怖さがないと指摘されていたサムライブルーだが、今回はしっかりと用意してきたようだ

追加点が生まれたのは前半のアディショナルタイム。右サイドから堂安がクロスを送ると、左サイドの大外から三笘が走り込み、ヘディングシュート。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、2点のリードで試合を折り返す。

後半に入ると中国が5バックにシフト。これ以上得点は決めさせないという意思表示だろうが、そんな中国をあざ笑うかのように、日本が3得点目を挙げる。三笘が左サイドで相手を引き付けると、南野がポケットへ走り込む。カバーにきた相手を個人技で剥がし、落ち着いてゴール右隅にコントロールショットを沈めた。

前半同様に日本は攻撃の手を緩めず、58分に南野がこの日2点目となるゴールを挙げる。上田がポストプレイで時間を作り、落としを拾った南野が右足を振り抜いた。

リードを広げた日本は前田大然と伊東を投入。伊東には埼玉スタジアムに集まったファンから大きな歓声が寄せられた。続いて田中碧と初招集の高井幸大もピッチに。その高井は3バックの右にポジションを取った。

そんな伊東がゴールを決めたのは77分のこと。右サイドの久保からボールを受けると、利き足とは逆の左足を振り抜く。ペナルティエリア内で相手DFに当たったことでコースが変わり、日本に5点目が生まれた。

その後も日本が中国を押し込む展開は変わらず、前田のゴールで6点差、久保のゴールで7点差に。主審が試合終了の笛を吹き、7-0の大量得点で日本が中国を下した。最終予選初戦を白星で終えた日本は次節アウェイでバーレーンと対戦する。

日本 7-0 中国
【日本】
12分 遠藤 航
45分+2 三笘 薫
52分 58分 南野 拓実
77分 伊東 純也
87分 前田 大然
90分+5 久保 建英


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