フリックバルサの快進撃はどこまで続く? ハフィーニャはタイトル奪取に自信アリ 「すべてのタイトルを獲得することが最大の目標」

移籍の噂もあったハフィーニャ photo/Getty Images

新監督にとってのキーパーソン

ハフィーニャはバルセロナでの3シーズン目をハンジ・フリック新監督にとってのキーパーソンとなる決意をもってスタートさせた。チームメイトからキャプテンの一人に選ばれた通り、移籍初年度には「少し頭がクラクラして、いつかは辞めることも考えた」と語るほどチームへの適応に苦労した姿はもういない。ラ・リーガ第4節のバジャドリード戦でハットトリックを達成し、現在リーグ戦4試合にフル出場で3ゴール2アシストと圧巻のパフォーマンスを披露している。

地元ラジオ局である『RAC1』の番組に出演したハフィーニャは「バルサは巨大なクラブだから、難しいのは当たり前なんだ。 私はそれに慣れていなかったが、その時間もあっという間に過ぎた」と現在は順風満帆の時を過ごしていることを明かしており、「今が最高の瞬間かもしれないし、まだまだ上達できると思う」と更なる進化に自信を覗かせた。

新体制となった”フリックバルサ”での自身の役割について「私は今のチームで精神的な助けをしたいと思っている。 自分を大切にしないと、この仕事は自分を破壊する」と自身のサッカー観に基づきながら、「行く先々で若い選手たちと仲良くなろうとした」ことがキャプテンに選ばれた要因で自身の責務でもあると考えているようだ。

かつては審判と揉めることも多かったというハフィーニャだが、心身ともに苦楽を経て成長し、若い選手の多い今のバルセロナにとって重要なチームの支柱となった。今夏のバルセロナはアスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズやリヴァプールに移籍したフェデリコ・キエーザといった左ウィングの補強が噂されただけに、現在のバルセロナの快進撃にハフィーニャの活躍は欠かせないものと言えるだろう。

「バルサでプレイするということは、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、カップ戦、スーパーカップ......すべてのタイトルを獲得することが最大の目標だ。 もし、このようなクラブにいて、そのような目標を立てないのであれば、その選手は間違った場所にいることになる」

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