昨季プレミアで《11ゴール10アシスト》を記録するも、EUROでの出番は“1分” ゴードンが悔しい夏を振り返る 「私が思い描いていたものと現実は違っていて……」

EUROではベンチを温めたゴードン photo/Getty Images

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グループステージ第3戦に出場

ニューカッスルに所属するイングランド代表FWアンソニー・ゴードン(23)は今夏に行われたEURO2024を振り返った。

ニューカッスルで昨シーズン、リーグ戦35試合で11ゴール10アシストという圧巻の数字を残したゴードン。今年の3月にA代表初招集を飾ると、そのままEUROのメンバーにも名を連ねた。ニューカッスルでのパフォーマンスを見れば招集は妥当な結果であり、EUROの舞台でも躍動が期待されたが、出番はほとんど与えられなかった。

ゴードンがEUROで出場したのはグループステージ第3戦のスロベニア戦だけであり、さらに出場時間は1分ほどだ。同選手の本職である左ウイングにはフィル・フォーデンらが起用されていたが、機能していないことは明らかだった。しかしガレス・サウスゲイトがゴードンを起用することはなかった。
チームとしても準優勝に終わり、悔しい結果となったが、ゴードンにとっては個人的にも悔しい夏になった。『ITV』のインタビューにて23歳はEUROを振り返っている。

「自分自身をとても信じていたので、がっかりした。特に、そのシーズンのあの時点では、私は無敵だと感じていた。誰も私を止められない、90分間私に対処できないと感じていたんだ。私は、人々を本当に感動させ、国にトロフィーを獲得させる準備ができていると思っていた。私が思い描いていたものと現実は違っていて、がっかりした」

またサウスゲイト監督から出場時間の説明を受けたかどうかを聞かれた同選手は「特に何も。特に尋ねたこともない」と語り、このように続けた。

「私はそういうタイプではない。ただ、やるべきことをやり遂げたいだけだ。私は自分を信じているから、ベンチにいても『もし彼が私を投入するなら、私は準備万端だ。試合の流れを変えてみせる』と思っていた。でも、それは起こらなかった」

EURO2024では悔しい思いをしたゴードンだが、リー・カーズリーが暫定監督となった新体制1発目のメンバーには再び選ばれている。新体制になっても依然としてスター選手揃いのイングランド代表に定着するのは至難の業だが、ゴードンはレギュラーを勝ち取ることができるか。

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