アイスランドに衝撃の敗北から8年、イングランド代表は本当に強くなった 当時を知るハルグリムソンの思い

EURO2016でイングランドは屈辱を味わった photo/Getty Images

続きを見る

今度はアイルランド代表監督としてイングランドを迎え撃つ

8年前のEURO2016、イングランド代表は大きな屈辱を味わった。ベスト16で伏兵アイスランド代表に1-2で敗れたのだ。当時のアイスランドには勢いがあったが、それでも明らかな格下であるアイスランドに敗れたことでイングランドの選手たちは批判を浴びた。

あれから8年。イングランド代表は若手の成長もあって大きく変わった。その印象を語るのは、EURO2016当時アイスランドでラーシュ・ラーゲルベックと共に共同監督を務めていたヘイミル・ハルグリムソンだ。

ハルグリムソンはその後アル・アラビ、ジャマイカ代表での監督を経て、今夏よりアイルランド代表の指揮官に就任している。本日7日にネーションズリーグでイングランド代表と顔を合わせる予定で、ハルグリムソンにとってもイングランドは特別な相手なのだ。
英『BBC』によると、ハルグリムソンはイングランドの各選手たちのクオリティが8年前から大幅にアップしたと語っている。

「今のイングランドは全く違うチームだね。個人のクオリティ、テクニック、スピードは当時我々が対戦したチームよりも遥かに高い。彼らはEURO2024でも良い戦いをした。チャンピオンズリーグで戦っている選手も多いし、彼らは絶好調でアイルランドへとやってくる」

「EURO2016の夜は、我々がトライしたこと全てが成功した。逆にイングランドがトライしたことは何も上手くいかなかった。ただあの日がそういう日だったというだけだよ。今回も10回戦えば9回は負けるだろう。チーム一丸で戦わないとね」

当時のイングランド代表はGKジョー・ハート、センターバックはガリー・ケイヒルとクリス・スモーリング、サイドバックは右にカイル・ウォーカー、左にダニー・ローズ。

中盤はエリック・ダイアー、デル・アリ、ウェイン・ルーニーが入り、前線にはラヒーム・スターリング、ダニエル・スタリッジ、ハリー・ケインが入っていた。このうち今も代表の主軸となっているのはウォーカーとケインのみ。確かに当時に比べると選手層は厚みを増し、ユース年代で結果を残すことも増えた。若手育成ではかなりの成果を上げてきたと言えよう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.297 欧州サムライ勢力分布

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ