サウジ移籍のトニーにイングランド代表の扉は閉ざされていない? カーズリー暫定監督が明言 「彼は間違いなく除外されていない」

EUROには出場していたトニー photo/Getty Images

今回は選ばれなかったが

ガレス・サウスゲイトの後を暫定監督という形で引き継いだリー・カーズリー監督はFWイヴァン・トニーのイングランド代表復帰の可能性がないわけではないことを明言した。

今夏のEURO2024にイングランド代表として参戦したトニーは様々なビッグクラブが興味を示す人気銘柄として去就に注目が集まっていた。しかし、最終的にプレミアリーグのクラブへの移籍は実現せず、サウジアラビアのアル・アハリへ移籍を果たした。

そんなトニーはカーズリー新体制を迎えたイングランド代表最初のメンバーから外れてしまった。サウジアラビアのアル・イテハドに移籍したオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインについて代表指揮官ロナルド・クーマンが同選手の代表キャリアの終わりを発言したことで、トニーのイングランド代表での将来にも疑問が生じていたが、カーズリー監督はアイルランド戦の前に自身の見解を述べた。

「正直に言うと、そのことを考えていた。結局のところ、暫定監督として、誰を入れるか、誰を入れないかの基準を決定をすることはできないと思う。イヴァンのプレイを見に行き、そのレベルやテンポ、水準を確かめるのは本当に興味深いことだろう」

「試合を観ることができるので、彼の活躍を追っていきたい。実際の試合を観戦して、雰囲気や試合のペースを感じてみるのもいいだろう。ビデオではなかなか伝わらないこともあるからね。だから、彼は間違いなく除外されていない。我々は注意しなければならない...私はサッカーの現状について認識しているが、そこに行って見たわけではない」

「誰かをチームに入れるとか入れないとか決めつけるのは無謀だと思うので、彼は間違いなく除外されていない。そして、そうだね、実際に行ってみて、向こうのフットボールがどんなものなのか見てみたい」

カーズリー監督はあくまでもサウジアラビアでプレイするトニーのレベルを見て代表にふさわしいかどうかを判断するようで、欧州を離れたからといって、それが直接代表から外れる理由にはならないと語った。

新天地でのパフォーマンス次第ではイングランド代表に復帰する道も残されているようだが、トニーはサウジアラビアでどのようなプレイを見せてくれるだろうか。

ちなみにカーズリー体制の初陣となったアイルランド戦はデクラン・ライスとジャック・グリーリッシュのゴールでイングランド代表が2-0で勝利を収めた。


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