アーセナルへの移籍でハフェルツに起きた変化 ドイツ代表でも存在感を増す25歳をナーゲルスマン監督は絶賛 「カイはここ2年間で大きく成長した」

ドイツ代表のハフェルツ photo/Getty Images

アーセナルで欠かせない存在に

ドイツ代表指揮官ユリアン・ナーゲルスマンはアーセナルでプレイするFWカイ・ハフェルツ(25)の成長したことを語り、称賛した。

昨夏にチェルシーからアーセナルへ移籍を果たしたハフェルツ。加入当初はなかなか結果を残せず、獲得を疑問視されたこともあったが、最終的には公式戦51試合に出場し14ゴール7アシストという結果を残し、9番のポジションでその地位を確立させた。

9番タイプが必須だと考えられていたアーセナルにストライカー不要論が出てきたのはハフェルツによる功績も大きい。ミケル・アルテタ監督とチームメイト、そしてファンの信頼を完全に勝ち取ったハフェルツはすでにアーセナルにとって欠かせない存在だ。今シーズンもその影響力は絶大で、リーグ戦3試合で2ゴール1アシストと早くも結果を残している。

UEFAネーションズリーグ第1節のドイツ代表対ハンガリー代表との試合にスタメン出場した同選手は5点目となるPKを決めており、5-0の勝利に貢献した。そんななか、ドイツ『Sky Sports』のケリー・ハウ記者は自身のXにてナーゲルスマン監督がハフェルツについて語ったことを紹介している。

「カイはここ2年間で大きく成長した。彼は多くのポジションで世界トップクラスの可能性を秘めている。彼は信じられないほどの距離を走り、非常に賢くなった。フィニッシュに関しては、時には少し運が足りないこともある。共同キャプテンを務めることは彼にとって良いことだ。彼は賢く、とても思慮深く、とても謙虚な人物だ。彼がこれからも自分自身を信じ続けることを願っている」

チームへの献身的な運動量、そして何よりサッカーIQが高くなっていることを褒めたナーゲルスマン監督。複数ポジションをこなしてきたハフェルツだが、アーセナルでアルテタと出会ったこともこの成長に大きく関係していることは間違いないだろう。

またナーゲルスマン監督はノイアー、クロース、ミュラー、ギュンドアンといった長い間チームを引っ張ってきたベテランたちが抜けた今、ハフェルツにはチームを引っ張る役割も期待しているようだ。

アーセナルへ移籍後、著しい成長を見せているハフェルツはアルテタ・アーセナルにとってだけではなく、ナーゲルスマン率いる新生ドイツにとっても欠かせない存在となっている。


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